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約束の日までの間、真奈ちゃんと会うことはなく何事もなかったように時間は過ぎた。
そして約束の日、着いた場所は人気のない廃墟。怪しさ満点だが、まあこんなところでの任務なんてよくある話だからと気にせず足を踏み入れる。
『真奈ちゃん？来たよ〜。』
中は真っ暗で携帯のライトを頼りに中を捜索する。奥に進むと嫌なにおいが立ち込める。何度嗅いでも慣れない錆びた鉄の臭い。
どくりと心臓が嫌に跳ねる。
臭いの強い奥の部屋に進む。
背中に冷汗が流れ、手は震える。
見たことのある残穢。ここまでくっきり残っているのは私に対するメッセージなのかとも思ってしまうほど。
『！！！！真奈ちゃん！！！』
一番奥の部屋に血だらけで横たわっている真奈ちゃんがいた。体は冷たくなっておりわずかに呼吸しているような状態だった。すぐさま駆け寄り出来る範囲で反転術式を使おうとした。
ガシっとその手を止められる。
『真奈ちゃん！？大丈夫だから...！！私他人にも反転術式使える様になったから...！！応急処置して硝子さんに治してもらお、ね？』
四宮「.......いい、の。それ、りきいて。」
『なあに、聞いてるよ。聞きながら治そう。』
真奈ちゃんは瀕死状態なはずなのにすごい力で私の腕を掴んで離さない。
四宮「ごめ、なさ....。わた、さいていな....こと...。」
『真奈ちゃんは悪いことなんかしてないよ。大丈夫。ね、まだ助かるよ...？』
四宮「あなた...ほん、も...いもう、とように....あいしｔる。」
ふといつもの綺麗な笑みを浮かべたかと思えば真奈ちゃんの腕はだらんと垂れて私の頬に真奈ちゃんの手についていた彼女の血が頬を伝う。
『っっ〜〜〜〜！！！！！』
私には、泣く事さえ許されなかった。助けられたはずなのに。そのために修行したのに。
ごめんなさい。
ごめんね、真奈ちゃん。気づいてあげられなくて。
絶対、あいつらだけは、私が始末するからね。
真人、夏油。絶対に許さない。
その後、四宮真奈の死 体を高専に運び、報告する。
私はナイトアイに連絡し、【今回の作戦】に私も参加すると答えた。
呪術師として。
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ふらん - すごく面白いです！q(≧▽≦q) (2022年3月31日 23時) (
レス) @page29 id: 42c7e56832 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 続編楽しみすぎます！！！素敵なお話をいつもありがとうございます！！！ (2021年12月21日 21時) (レス) @page42 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
るぅた(プロフ) - 続編楽しみです!これからもずっと応援してまーすo(｀ω´ )o (2021年12月20日 21時) (レス) @page42 id: 54ac1ac5aa (このIDを非表示/違反報告)
冷燈（れいひ） - いきなりですが、アオハルかよ!!!轟かっけぇ (2021年12月20日 3時) (レス) @page40 id: d89adcd8f7 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 待ってましたっっ！！！更新ありがとうございますーーー！！！！ (2021年12月17日 0時) (レス) @page32 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなな | 作成日時：2021年10月24日 19時
