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13年前
当時私たちの父親が頭首を務め、長男であるお兄ちゃんが生まれ持った才能から手の付けられない状況で自分が引退しても裏から操りやすいように従順な駒を求めた。そこに運悪く生まれた私は、お兄ちゃんと同じく六眼と無下限呪術を生まれ持った。
お兄ちゃんを始め、歴代の持ち合わせの人たちは誰もが才能に恵まれている。その力をお兄ちゃんの様に自分たちに脅威となるようにではなく、自分たちの力になるように使いこなしたかった。
泣いても引きずられて、吐いても気絶してもたたき起こされて稽古を続けられた。当時の私は耐えられるはずがなく、徐々に生気を失い、目に何の光も宿っていなかったとお兄ちゃんに聞いた。
そんなある日、4歳の誕生日を迎えた日。真奈ちゃんが本家にたまたま来ていて私を初めて知ったそう。
四宮「あの、あの子。そろそろ家の中だけでなく、外に出ても従順でいられるか、試し時なのでは？」
父親にそう進言してくれて、私は真奈ちゃんに連れられて初めて外に出た。
あれから徐々に外に出られる日が増え、お兄ちゃんが完全に私をあの家から出してくれたのだ。
四宮「こんなことしか出来なくてごめんね。私は貴方が大好きよ。だから、あともうちょっと、耐えてね。」
私が小学校に上がっても時々遊んでくれて、本当のお姉ちゃんの様に仲が良かった。
＿＿＿＿＿＿＿
『だから私は、真奈ちゃんが白だという前提に動きます。それだけはご容赦くださいナイトアイ。』
サー「いいだろう。こちらも酷な頼みで申し訳ない。」
ナイトアイは私の頭に手をポンと乗せた。温かく大きな手に相澤先生達と同じくらいの安心を感じた。ああ、この人は信用できる人なんだなと。
その日はナイトアイと連絡先を交換し補助監督に迎えを頼み、お兄ちゃんに報告する。
五条「そっか。敵と真奈が。わかった。こっちもその敵と呪詛師の繋がりがないか調べるよ。ご苦労様。」
真奈ちゃんからはあの後自宅に帰ったという連絡が入り、その日は真奈ちゃんと会うことはなかった。
『え"ホークスが私も来ないかって？』
明くる月曜日。教室に行くとインターンから一時帰ってきていた常闇君に声をかけられた。
常闇「ああ。師が是非にと。」
私の頭にはあの余裕のある含んだにやけ顔が浮かぶ。ぶるっと身震いさえした。
『ああ...悪いけど私他の長期任務が入ったからいけないかなぁ...。』
ふと携帯が震えた。
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ふらん - すごく面白いです！q(≧▽≦q) (2022年3月31日 23時) (
レス) @page29 id: 42c7e56832 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 続編楽しみすぎます！！！素敵なお話をいつもありがとうございます！！！ (2021年12月21日 21時) (レス) @page42 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
るぅた(プロフ) - 続編楽しみです!これからもずっと応援してまーすo(｀ω´ )o (2021年12月20日 21時) (レス) @page42 id: 54ac1ac5aa (このIDを非表示/違反報告)
冷燈（れいひ） - いきなりですが、アオハルかよ!!!轟かっけぇ (2021年12月20日 3時) (レス) @page40 id: d89adcd8f7 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 待ってましたっっ！！！更新ありがとうございますーーー！！！！ (2021年12月17日 0時) (レス) @page32 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなな | 作成日時：2021年10月24日 19時
