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土日は真奈ちゃんと任務が入った。
四宮「一緒に任務って初めてで、なんか楽しいね」
真奈ちゃんは嬉しそうに話すが大方私に任務でも見張れってことなのだろう。あのじじいども。ほんとにそろそろ潰してやりたい。
任務内容は極々簡単なもので、なんでもいつもの様に呪霊を祓うことではなくある組織の移動の護衛だという。その組織が正規の組織ではないことは分かるのだが、任務を受けるにあたり相手の詮索をしないという制約があったそうでなにも聞けない。
約束の集合場所に向かうとガラの悪い男が2.3人いる。その男達の身なりも妙だった。ペストのようなマスクをかぶっている奴、言ってしまえばヤクザ連中のような身なりだ。運ぶ荷物も小さいアタッシュケースのいくつか。
『...これ特級と準2級の任務？面白くないねぇ...。ね、真奈ちゃんもそう思わない？』
四宮「......。」
『？真奈ちゃん...？』
真奈ちゃんは一点を思いつめたような浮かない顔で返事はなかった。
＿＿＿「四宮真奈は呪詛師と通じている可能性がある」
まさか。考え事なんて誰にでもあることだ。なんでこんな時に夜蛾学長の言葉が出てくるんだろう。煩わしい。
『真奈ちゃん！』
四宮「へ...あ、ごめんね。今からの予定を頭の中で考えてたの！」
『...ううん。なんでもない。』
肩をつつくとようやくこちらを向き返事を返す。が、またすぐ一点を見つめその綺麗な顔に影を落とす。
「おい、ここまでだ。」
『え、でもポイントはもっと先なんじゃ...。』
「予定が変わったんだ。それと、ここからはそこのお前だけ来い。」
ペストマスクをつける男が指さしたのは真奈ちゃんだった。この任務は元々真奈ちゃんの単独任務だったのだが、私が上からの指示で同行することになった。まあこの男は術式を持っていない。個性は【オーバーホール】。
呪詛師ではなく恐らくは敵に近い、または敵だろう。雄英生が敵を見過ごしていいのかって？まあ私の本職は呪術師。本来ならば敵でもスルーしても特に罪には問われない。
『え、私の方が階級が上だし私が＿＿＿』
四宮「いいよ！私が行ってくるね！私だって準2級だしね！もうすぐ1級試験も受けるし！Aちゃんは学校もあるしさ！ね！」
『え...う、うん。まァ真奈ちゃんなら大丈夫だとは思うけど...。』
いそいそとその場から離れる様に奴らと真奈ちゃんは建物の影に溶け込んだ。私にはただただその場に留まることしか出来なかった。
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ふらん - すごく面白いです！q(≧▽≦q) (2022年3月31日 23時) (
レス) @page29 id: 42c7e56832 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 続編楽しみすぎます！！！素敵なお話をいつもありがとうございます！！！ (2021年12月21日 21時) (レス) @page42 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
るぅた(プロフ) - 続編楽しみです!これからもずっと応援してまーすo(｀ω´ )o (2021年12月20日 21時) (レス) @page42 id: 54ac1ac5aa (このIDを非表示/違反報告)
冷燈（れいひ） - いきなりですが、アオハルかよ!!!轟かっけぇ (2021年12月20日 3時) (レス) @page40 id: d89adcd8f7 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 待ってましたっっ！！！更新ありがとうございますーーー！！！！ (2021年12月17日 0時) (レス) @page32 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなな | 作成日時：2021年10月24日 19時
