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轟side
いつもAは大事なことは話してくれない。一人で抱え込もうとする。彼女の強さ故だ。本当に俺はこのままでいいのか、分からなくなる時がある。
いつかAが言っていたこと。「私はヒーローが苦手なの。」という言葉。俺らには想像もできないような違う世界で生きてきた彼女を無意識的に傷つけていないかと心配になる。
高専の姉妹高の先輩と話すAを見て自分が情けないと感じる。彼女は俺よりもはるか先にいる。親父なんかよりも、No.1ヒーローなんて彼女たちにしたらちっぽけなものなのだろう。それだけ人の命と向き合い、最前線で戦っている。
帰りのバスの出発時間が近くなり、未だ先輩と話す彼女に声をかける。先輩にいじられる彼女は今回もごまかして終わるのだと思っていた。
『...。そう。私の彼氏。かっこいいでしょ！！』
「「！！？？」」
眩しくも暖かくもある笑顔で彼女は言い切った。俺の手を引いて先を走る彼女に唖然とした俺は着いていくことしか出来なかった。
相当疲れていたのかバスが動き出してすぐAはスースーと寝息を立て眠った。
切島「うお、珍しいな、五条が疲れてるところなんて見なかったもんな。」
八百万「そうですわね。必殺技を考えていた時もクラス全員を相手にしてピンピンしてらしたわ。」
個性でブランケットを作りAに掛ける八百万にクラスの奴らはうんうんと首を縦に振る。
緑谷「でも、それほど心を許している証拠じゃないかな。五条さんなりのね。」
緑谷の言葉に隣で眠るAに視線を戻す。ふと方に乗る重み。普段なら見ない気の向けたいつもより幼く見える寝顔に頬が緩む。
轟「...。そうだといいな。」
こいつは、不器用だから。
バスが寮についてもAは寝ていた。肩を揺らして起こし、少し寝癖をつけフラフラと歩く彼女の手を引っ張り寮に入る。同じ5階までエレベーターで昇り、部屋まで送る。
『ふわぁ...。ありがとね...しょーとくん。今日も夜お仕事あるから...もうちょっと...寝るね...。おやす...』
轟「クスッ。ああ、お休み。」
(ギュッ)
自分の部屋に帰ろうとすると背中にぬくもりを感じる。
轟「...？A？」
『...。いつも、恥ずかしくて言えてないけど、私は、焦凍君が思ってるより焦凍君のこと、好きだからね。』
ンフフと笑う彼女にいとおしさが溢れる。
轟「俺も...好きだ。」
彼女は満足そうに笑った。
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む - 楽しく読ませて頂いてましたが付き合うキャラが出てくるのなら表記した方がよいのではと思いコメント失礼致します。続きも頑張ってください。 (2021年11月6日 3時) (
レス) @page30 id: 58d28af279 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ - Part3完結おめでとう!!!Part4になってもついていきます！！！頑張ってください!!!! (2021年10月22日 21時) (レス) @page42 id: 15b517afd7 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒｕ - えっ六眼って五条悟がいるからうまれないんじゃなかったっけ17巻に書いてあったけど違うのかな？はなな様すみません決してアンチコメントでは、ありません。更新頑張って下さい (2021年10月17日 14時) (レス) id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ - 更新あざーす！！待って?かっちゃん本音可愛すぎ。 (2021年10月15日 6時) (レス) @page40 id: 15b517afd7 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ - 更新ありがとうございまーす!!!!しょうとぉぉぉぉぉ。よく言ったな。ツンデレマンが。後、真衣さん可愛くね？三輪ちゃんも動きを想像できた。(？) (2021年10月12日 6時) (レス) @page38 id: 15b517afd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなな | 作成日時：2021年9月24日 16時
