38。モブとお祭り ページ40
中2、夏。
自分は、親戚の家に遊びに行っていた。
すると、ちょうど近くの神社でお祭りがあるから行って来なさいと言われたので行くことにした。
「えー、めんど」
「いーから〜」
母に、着なさいと言われて、しぶしぶ浴衣を着る。
着物とか浴衣とか、家で着る分にはいいが、外だと動きづらいのであまり着たいとは思わない。
だがまあ、着せられてしまったものは仕方がない。
自分が着せられたのは、真っ白な浴衣。真っ白。模様も何もない。ただただ白い。
まじで幽霊だろ、というツッコミを入れそうになったが、我慢した。
＊
＊
＊
「おーおー、にぎわってんな〜」
「うんうん。あ、もう自由行動でいいよ！でも、7:00にはおばさん家に戻ってね」
「あーい」
母の言葉により、さっそく自由行動となったので、とりあえずいろんな出店を回ることにした。
人の流れに任せて、ゆっくりと歩いていると、
「ッ、ってーな」
「あ、すみませ…ん」
「チッ、気ぃつけろ」
ガラの悪い少年に思いっきり肩がぶつかった。
だが、言葉が一瞬途切れたのは、少年が不良っぽいからとかではなかった。
爆発したような形の白っぽい髪、鋭く光る赤い目、あの態度。
間違いない。
(爆豪…、爆豪勝己だ……！)
ヒロアカの、主人公のライバル的な存在の彼だった。
(爆豪ってここらに住んでるのか…。今度からおばさん家行くの遠慮しよう…)
＊
＊
＊
その後、自分は一通り出店を見て回った後、りんご飴と狐面を買って、人の少ない場所の方へ歩いた。
すると、
(……？あれって…、爆豪…？)
神社の、森の奥の方へ歩いて行く爆豪を見かけた。
…たしか、ここの森は危険な場所が多いはずだ。
そして、彼を見ていて、違和感を覚えた。
(なんか、歩き方変じゃね？)
それに、遠くから見ているのだが、さっき横から見た彼は、少しうつろな目をしていた気がする。
どこへ向かっている？
何をするつもりなんだ？
なにかおかしい。
などと考えているうちに、彼はすでに森の奥の方へ向かっていた。
(…追いかけよう)
何かあったら、救けよう。
そんな気持ちで、後を追った。
気づかれぬよう、幽体化して。
勝手に"個性"を使うのはよくないが、何かあってからでは遅いのだ。
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黒弧(プロフ) - 正直なこと言いますね←なんでこんなに面白いんですか？あと、、、、、ごめん人使、夢主、ちょっとひらがな見ずらい← (2022年9月9日 6時) (
レス) @page10 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - イナホちゃん！アニメひとつだけ見逃したー！！ｼｮｯｸ (2019年1月1日 2時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
藤海 - 舞さん» コメントありがとうございます！そうです！妖怪ウォッチです！イナホです！！ (2018年10月9日 9時) (レス) id: b9bf9ff02c (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あ、あの、違ったなら教えて下さい。すみませんでした。 (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あの、KYだと思うんですが、言わせて下さい。「ちわっち」ってもしかして、妖怪ウォッチから来てますか？ (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤海 | 作成日時：2017年8月17日 16時
