27。モブと物間 ページ29
自分と寧人は、庭で遊んでいた。
とにかく走ったり猫と遊んだり走ったりしていた。
「っは、あー…、ちょ、休けい…」
「体力ねえなぁ物間サァン？」
「イラっときた、今のイラっときちゃったよ物間さんは」
「ははっ、ノリがいいな」
「いやこれガチのイラっとだから！」
「おっと」
それは大変。と自分は即座に幽体化する。
ずるい！！と寧人が叫ぶので、ドヤ顔をしてみた。
ムキーッ！！と怒る寧人を見て、やりすぎたか、と少し反省して実体化する。
「輪廻マジ"個性"チートだわ」
「やめろ、違うんだ。マジでやめろ言うな」
「ほめたのに？！」
だってっ…！だって自分、モブだもん…！…などと心の中でふざけてみる。大丈夫、心の中だ。大丈夫。
絶対チートじゃないから。絶対。そんなわけないから。
「…おーい、百面相してどうしたー？」
「へ？あ、いや別に」
「あっそう」
「今の天霊さんイラっときた嘘」
「嘘かいィ！！！即座に否定すな！」
寧人のツッコミに自分は、ハハハと笑い、寧人もつられて笑う。
そんなやりとりを繰り返した。
途中で昼ごはんに呼ばれ、食べ終わるとすぐに自分の部屋に戻った。母たちはずっとしゃべり通している。女の喉は最強だな、とか思った。
「あのさ、寧人」
「やだ」
「寝よう」
「やだ、…………へ？」
自分は疲れた。眠たいのだ。
「いつも通り昼寝しよう」
「君の"いつも通り"なんて知らないよ！？」
「じゃあ、こうだ。疲れたからちょっと寝よう」
「じゃあなのかなそれは？！
……まあ、確かに、疲れたけどさ」
「よし寝よう」
「あーはいはいわかったわかった。わかりましたよー寝ましょう寝ましょう」
めちゃくちゃイヤイヤだが、昼寝に付き合ってくれるようだ。寧人いい子。
「んじゃちょいまち。布団敷く」
「手伝うよ」
「お前大好き」
「やめて気色悪い」
「ひどい」
そんなやりとりをしながら布団を敷き、二人して布団に潜り込んだ。と言っても、夏だから掛け布団はタオルケットだ。
「おやすみー」
「んー、おやすみ。
…あのさ」
「…Zzz……」
「寝んのはやっ！！…まあいいか」
二人は夕方までゆっくりぐっすりと眠ったとさ。
帰るということで部屋に来た母たちが、それを微笑ましそうに見ていたのは、自分らは知る由もない。
両母に起こされたあと、物間親子は帰って行った。
また来るらしい。楽しみに待っていよう。
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黒弧(プロフ) - 正直なこと言いますね←なんでこんなに面白いんですか？あと、、、、、ごめん人使、夢主、ちょっとひらがな見ずらい← (2022年9月9日 6時) (
レス) @page10 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - イナホちゃん！アニメひとつだけ見逃したー！！ｼｮｯｸ (2019年1月1日 2時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
藤海 - 舞さん» コメントありがとうございます！そうです！妖怪ウォッチです！イナホです！！ (2018年10月9日 9時) (レス) id: b9bf9ff02c (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あ、あの、違ったなら教えて下さい。すみませんでした。 (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あの、KYだと思うんですが、言わせて下さい。「ちわっち」ってもしかして、妖怪ウォッチから来てますか？ (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤海 | 作成日時：2017年8月17日 16時
