21。モブの提案 ページ23
なぜかバカじゃないのかと罵られた自分。
というか、ここには自然がいっぱいあるのだから、自然観察していてもおかしくはないだろう。たぶん。
「じゃあ、なにしてたんですかー？」
「別に…なにもしてない」
「それはないだろ」
「なんなのお前」
「…なんだろう」
…うん、なんだろう。としか出てこなかった。
せっかく答えてくれたのに対してそれはないだろってなんだ。
「なんかすみません」
「…別にいい」
「お兄さん優しい」
そう言うと彼は目を見開いて、すぐにそっぽを向いた。
「……なにそれ、意味わかんねぇ。俺が優しい？どこがだよ」
(えええぇ……。なんかめんどくせっ)
優しいと言われて拗ねる人なんて、初めて見た。しかもお兄さん。…ひねくれてるのか、照れ隠しなのか、表情が見えないのでわからないが、おそらく前者だろう。
それと、さっきの、なにをしていたか。
なにもしてないというのはやはり、ないと思う。
親子が楽しそうにしているのを見ていた彼の目は、どこか寂しげで、苦しいような、憎らしいような、そんな表情で…、
そして、少し、…ほんの少しだけ、羨ましそうであった。
自分はしばらく考えてから、彼に言った。
「お兄さん、あの…よかったら、一緒に遊びません？」
「……………は？」
「無理にとは言わなけど…、あ、ほら、別に公園じゃなくてもいいですし…！」
なぜか必死に誘う自分を不思議に思ったのか、眉をひそめる彼。が、不意に彼はふっと笑い、答えた。
「いいよ。仕方ないから、付き合ってやる。けど、駄々こねたりしたら即帰るからな」
「！ありがとうございます！！どこ行きましょう！？」
寂しそうな彼を見て、遊びに誘ったはいいものの、なぜか自分の方がはしゃいでいる。
……(ある意味)歳かな。
そうして自分と彼は、相談して、行く場所などを決め、歩き出した。
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黒弧(プロフ) - 正直なこと言いますね←なんでこんなに面白いんですか？あと、、、、、ごめん人使、夢主、ちょっとひらがな見ずらい← (2022年9月9日 6時) (
レス) @page10 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - イナホちゃん！アニメひとつだけ見逃したー！！ｼｮｯｸ (2019年1月1日 2時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
藤海 - 舞さん» コメントありがとうございます！そうです！妖怪ウォッチです！イナホです！！ (2018年10月9日 9時) (レス) id: b9bf9ff02c (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あ、あの、違ったなら教えて下さい。すみませんでした。 (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あの、KYだと思うんですが、言わせて下さい。「ちわっち」ってもしかして、妖怪ウォッチから来てますか？ (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤海 | 作成日時：2017年8月17日 16時
