16。モブとエンデヴァー ページ18
「エンデヴァーさん、これからどうするんですか？」
「直接アジトに乗り込むのが手っ取り早いが、アジトは普通の民家だ。その家の人は今旅行中でいないらしいからな。壊すわけにはいかない」
(
「敵が外に出て来るのを待つってことですか？」
「そうだな。全員が出て来るのが一番いい」
「…デパートジャックの計画を利用する、ということですね」
「そういうことだ。…お前は頭の回転が速いようだな。言動も大人びている」
「あはは…ありがとうございます…？」
ほめられてるんだか、子どもらしくないと言われているのか…そんな考えが浮かび、あいまいな返事を返してしまう。
確か、自分は前世で20歳は超えていたはずだ。精神的に大人であることは確かだ。
まあ、転生によって若干思考も若くなっている気もするが。
「幽一の娘よ、俺はこれから奴らを片付ける準備をする。悪いがここで待っていてもらう。いいな？」
「あっはい大丈夫です」
「いい子だ」
そう言って頭わしわしと撫でられる。
(イケメソだ…)
＊
＊
＊
エンデヴァーさんたちが出て行ってしまい、暇をしていた自分だったが、この事務所のヒーローたちは自分を気遣ってか、単に子どもと遊びたかったのかわからないが、ちょくちょく誰かしら構いに来てくれた。
おかげであまり退屈せずに済んだ。ヒーロー優しい。
そして、数時間後、仕事を終えた父やエンデヴァーさんたちが帰って来た。
事件が起こる前に敵は片付けられ、一件落着。
帰って来た父は、おいでと言わんばかりに両手を広げてこっちを見ていたので、仕方なく抱きついてあげた。
「輪廻、どうだった？」
「いい経験になった！」
「そーかそーか！」
父は嬉しそうに笑った。
帰り際に、エンデヴァーさんは言った。
「幽一、お前の娘は将来有望のようだ」
「ありがとうございます！よかったな、輪廻！」
「え、うん…」
「自信を持て。お前はいいヒーローになれる」
「！……はい！ありがとうございます！！」
その言葉がとても嬉しかった。やはりエンデヴァーさんはイケメソ…イケメンだ。
(やっぱかっこいいなぁ、ヒーロー…！)
改めてそう思った1日であった。
ーーーー
なんか思った以上に長かった…。
3日で3000hit越え、評価10越え、お気に入り20越え、ありがとうございます！！目え腐ったかと思いました！
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黒弧(プロフ) - 正直なこと言いますね←なんでこんなに面白いんですか？あと、、、、、ごめん人使、夢主、ちょっとひらがな見ずらい← (2022年9月9日 6時) (
レス) @page10 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - イナホちゃん！アニメひとつだけ見逃したー！！ｼｮｯｸ (2019年1月1日 2時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
藤海 - 舞さん» コメントありがとうございます！そうです！妖怪ウォッチです！イナホです！！ (2018年10月9日 9時) (レス) id: b9bf9ff02c (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あ、あの、違ったなら教えて下さい。すみませんでした。 (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あの、KYだと思うんですが、言わせて下さい。「ちわっち」ってもしかして、妖怪ウォッチから来てますか？ (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤海 | 作成日時：2017年8月17日 16時
