46。モブの合否 ページ49
入試から1週間後。
朝。
郵便受けに新聞を取りに行った母がなかなか戻ってこない。
何事だろうか。いつもはすぐにパタパタと戻ってくるのに。
心配なので様子を＿＿
その時、玄関の方から、ドタドタドタと走る音と、引き戸が勢いよくガラッと開く音がした。
「っ、輪廻ッッ…！！こ、これっ、ゆ、え…ご、ゴッホゴホゲェーッホガハッ！！」
「母さんんんんん？！？！」
何か言いながらめちゃくちゃに咳き込む母。
一体何事か。
母を落ち着かせるため、背中をさすっていると、母の手には何か封筒が握られていた。
ようやく落ち着いた母に、何事かと尋ねると、
「これっ！！雄英の！通知！！」
そう言って手に持っていた封筒を差し出しながら、ニッと笑った。
「結果、教えてね！」
「もちのろん。ってかここで開けていい？」
「1人で見た方がワクワクしない？」
「別にしな…」
「ほら部屋で開けな〜」
「あっはい」
…と言うわけで、部屋で1人、封筒を開き、中身を出す。すると…
『私が投影された！！』
「うわっ光った」
なんか、オールマイトの姿が投影された。
『天霊少女、おめでとう！筆記はオール満点、実技もぶっちぎりの一位で合格だよ！！』
「…………………はっ？」
は？？
ともう一度言いたくなった。
(え？ぶ…え？？ぶっち、ぎ…え？？)
「ハァン？！？！」
『いやぁーすごいね！140ポイントだって！内レスキューポイント70！君はいいヒーローになるよ！…あ、時間が…。では！待ってるよ！』
そうして光は消え、残されたのは、呆然と立ち尽くす自分。
(は？一位？140ポイント？は？？)
信じられない。信じたくない。レスキューポイント？そんなものあっただろうか。
しばらくの間、開いた口が塞がらなかった。
「……うそん………」
なぜ一位など取るようなマネをしたのだろうか。もう少し控えめにやればよかった。
しかし、人が危ないのを救けないなんて、できなかった。
まあ、仮にもヒーロー志望なのだから、当然と言っちゃあ当然だが…。
「…自分、こんなんでモブとしてやっていける…？」
スタートから、やっちまったようだ。
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黒弧(プロフ) - 正直なこと言いますね←なんでこんなに面白いんですか？あと、、、、、ごめん人使、夢主、ちょっとひらがな見ずらい← (2022年9月9日 6時) (
レス) @page10 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - イナホちゃん！アニメひとつだけ見逃したー！！ｼｮｯｸ (2019年1月1日 2時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
藤海 - 舞さん» コメントありがとうございます！そうです！妖怪ウォッチです！イナホです！！ (2018年10月9日 9時) (レス) id: b9bf9ff02c (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あ、あの、違ったなら教えて下さい。すみませんでした。 (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あの、KYだと思うんですが、言わせて下さい。「ちわっち」ってもしかして、妖怪ウォッチから来てますか？ (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤海 | 作成日時：2017年8月17日 16時
