23。モブと遊園地 ページ25
「あ、その前にちょっと……
すみません、10円貸してください」
「なんでだよ」
「公衆電話で親に電話を」
「………あっそ。
……はい」
「ありがとうございます！」
そっけない返事をしながらも、きちんと貸してくれる志村さん。いい人だ…。
自分は10円を受け取り、母に事情を手短に話し、志村さんの元へ戻った。
「お待たせしました！10円は帰りに返します。
……そいや、自分は大丈夫だけど、志村さんは入園料かかるんじゃ…」
「知り合いに払わせた」
「かわいそうに」
知り合いとは、おそらくさっきの移動の時の方と同じだろう。
知り合いさん、こき使われているな。
「それより行くぞ」
「あっハイ」
そう言って歩き出す志村さん。その顔は、公園で見たものとはうって変わって輝いていた。
(誘ってよかった。……自分特になんもしてねーけど)
＊
＊
＊
それから、たくさんのアトラクションを楽しんだ。
観覧車も一応乗ったが、志村さんはつまんねぇ、と言っていた。正直言って、自分もそう思う。全世界の観覧車好きの皆様、すみません。
そして、帰らなければいけない時間が、刻一刻と迫ってきていたその時、自分はあることに気づいた。
「志村さん、ジェットコースター、乗ってなく無いですか？」
「…………は？」
ナニソレオイシイノ的な顔でこっちを見る志村さん。
いやいや、遊園地に来てジェットコースターに乗らないなんてあるだろうか。いや、ない。
それに、自分はジェットコースターが大好きなのだ。
ここまでずっと志村さんに着いて行っていたので、(…ほら、志村さん元気付けるためだし、)乗らなかったが、流石に乗らずに帰るのは惜しい。
「最後に、あれ乗りましょう！！」
そう言って自分が指差したのは、
この遊園地1怖いというジェットコースターだった。
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黒弧(プロフ) - 正直なこと言いますね←なんでこんなに面白いんですか？あと、、、、、ごめん人使、夢主、ちょっとひらがな見ずらい← (2022年9月9日 6時) (
レス) @page10 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - イナホちゃん！アニメひとつだけ見逃したー！！ｼｮｯｸ (2019年1月1日 2時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
藤海 - 舞さん» コメントありがとうございます！そうです！妖怪ウォッチです！イナホです！！ (2018年10月9日 9時) (レス) id: b9bf9ff02c (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あ、あの、違ったなら教えて下さい。すみませんでした。 (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あの、KYだと思うんですが、言わせて下さい。「ちわっち」ってもしかして、妖怪ウォッチから来てますか？ (2018年6月11日 2時) (レス) id: 890a34d967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤海 | 作成日時：2017年8月17日 16時
