いや、あの、俺/私たち付き合ってないんですけど(笑)

新「十五話目だぜ！」「これがコナンくんか...(白目)」 ページ19

幸人side



ふるやんの車で揺られて数分。


その間俺は、あまりもの恥ずかしさに死にそうになっていた。


"もしかしてふるやん、待っててくれたのか？"



...何で俺はあんなことを聞いてしまったのか。

思い出しただけでも、尋常じゃないくらい羞恥心が込み上げる。

いや別にふるやんは俺の憧れの(鬼)上司なだけであって、特別な感情とかはない。はず。

加えて男だ。

別に同性愛がダメってわけじゃない。
むしろ好きになるのに性別なんて関係ないって考えている。

...まさか、な？


ホント何であんなこと言ったんだろー...


あー恥ずかしいｯｯｯ!!


恥ずすぎて語彙力溶けるわな(白目)



降「どうした。ついに頭おかしくなったか」


両手で顔を覆って悶絶していると、ふるやんが引き気味の目で聞いてきた。

いやせめてクエスチョンマーク付けて！？

おにーさん傷つくから！( ；∀；)

つか原因お前だからな！！


『何でもございません降谷様』

頼むからこっち見ないでくれ...！

降「いや何もなかったら手で顔なんて覆わないだろ...」

ごもっとも！確かにそりゃそうですけども！

それはそれこれはこれ！
今顔見られたくねぇんだよ！！(ド必死)


そんな俺の心情なんて露知らず、ふるやんは、顔を覆っていた俺の手をどける。

あ、詰んだ( ^ ω^)ﾆｯｺﾘ



降「...大丈夫か？顔赤いぞ」


見られてしまった。

一番見られたくない人に。

『え、いや、その、これは...』

降「熱でもあるのか？」

そう言って自身の額を俺の額とくっつける。

ふ、ふるやん！ストップ！
ちょ、待てよ、待てよ(cv.木村◯哉)


あまりにも近い距離に、俺の顔は更に赤くなっていく。

『ちょ、ふるやさん...！』

降「熱はなさそうだな。...何かしょうもないことでも考えてたのか」

何で俺がアホみたいなこと考えている前提なんだよ！(正解)

思わずふるやん呼びじゃなくなっちまったじゃねぇか！！


『...貴方のせいですよ降谷さん(ﾎﾞｿｯ』




俺は聞こえないように呟いた。


できるなら気づきたくなかったことなのに。








たぶん俺は、どれだけこの人が冷たくても、








降谷さんが好きなんだ...

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