『三十七話目にして俺、ピンチ』←「グッドベーコンレタスだな!」 ページ31
『いやまじでどしたんですか。貴方こんなキャラじゃないでしょ』
降「......」
俺が言うと、ふるやんは黙って下を向いた。
もちろん俺の後頭部を手で固定したままである。
いや俺もう心臓限界だよ!?←
降「......だよ」
『へ?』
降「お前が、いくら任務とはいえ、他のヤツにベタベタ触られてんの見て、何かモヤッとしたんだよ...」
『......ふぇ?』
何を言ってるのこの人?
ついに幻聴が聞こえるようになったのか?
え、これって、え?え?は?ん?←
『嫉妬、ですか...?』
降「...悪いか」
へ?信じられないんですけど。
あのふるやんが?嫉妬?
かわいいとこもあるじゃねぇか!!...いやいやそうじゃなくて!
『降谷さん...?あの、今日おかしいですよ?早く寝た方が...』
降「あのとき華乃にああ言われたときに嫌だと言わなかったのは、お前が好きだから。お前となら、別にいいって」
『へ、あの...///』
降「今日、お前にああ言われてやっと自覚した。今までの俺の態度は、只の照れ隠しだったんだって」
『ちょ、ふるやさん!///何ですかデレ期ですか?俺、その...///』
初めてみたこんなかわいいふるやん!
何かレア!!
降「別に今すぐ答えてくれなくてもいい」
そう言って俺を優しく抱き締める降谷さん。
...やめてくれよ。そういうことされたら、もっと好きになっちまうだろ。
『降谷さん、あの、俺も、えと...好きです』
やっとのことで絞り出した言葉。
降谷さんがこういうことで不器用なのは俺が一番知ってる。
俺が好きだと言うと、降谷さんはポカンとした顔で俺を見た。
『俺だって、やっと、自覚したんです。どれだけ冷たくても、そういう不器用なところが愛しくて、ちゃんと俺たちのことを思ってくれてて。そんな優しい降谷さんに、知らないうちに惹かれていって...』
最後の方は照れ臭くて少し声が小さくなってしまったが、俺は思っていたことを全部言った。
改まってこういうこと言うのって結構恥ずかしいんだな。
降「お前...どっかで頭打ったんじゃないか?」
真顔で言うなよ!
何がそんなにおかしいんだよ!
俺だってこういうことぐらい言うわ!!
『お前殴るぞ』
降「ハハッ、冗談だ。...ありがとう」
...狡い。
その笑顔で何度も俺はドキドキしてきたんだ。
いきなり優しくなるなよ、バーカ。
『大好きだ...』
ボソッと呟いて、満面の笑顔で、俺は降谷さんを抱き締め返した。
「ねぇこれもうあんたと降谷さんのイチャラブコメディで終わるんじゃないの?」『そろそろお前の出番だって言ってた、作者が!』←おい、俺かよ!?→←ジ「三十六話だ」『ジン、もっと笑ってみてよ』
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トマト校長 - 哀ちゃんが可愛すぎて(。∀°)じらず (2018年8月9日 20時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
レタス教頭(プロフ) - トマト校長さん» 暴走してますね、哀ちゃんもっとご出演させるつもりなので頑張りますね! (2018年6月29日 23時) (レス) id: 3360268b16 (このIDを非表示/違反報告)
トマト校長 - (哀ちゃん) (2018年6月29日 22時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
トマト校長 - うあああああぁぁぁぁぁうぃちぃやあああぁぁぁぁぁぁん!!!! (2018年6月29日 22時) (レス) id: 78c308c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきくん(プロフ) - トマト校長さん» 草ですか笑笑 笑っていただけてよかったです笑 み◯をネタはたまに出てくるかもです(主に女主ちゃんの方に)笑笑 (2018年6月2日 23時) (レス) id: 3360268b16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レタス教頭 | 作成日時:2018年6月1日 19時