恋をしてみました - 2 《桃×緑》 (ページ10)

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𖤐 ページ10

緑side

あー恥ずかしい//
結局そのまま抱き上げられてリビングのソファーまで来てしまった。

のんちゃんが座ったから
俺はそのまま向かい合ったまんま膝の上。

｢あ〜！だめ！！｣

恥ずかしいもなんのでそこから降りて、隣に座ろうとすると
慌てて止められた

『やって恥ずかしいもん……』

｢ええやん！誰も見てへんし……あの、くま……？
あれ、これ、神ちゃんのアイコンの子？｣

ソファーに座らせといていたテディベアにのんちゃんが気づいた

｢可愛いな、俺、ずっと神ちゃんとメールする時コイツとにらめっこしてたんやで？笑｣

『笑笑、うけるわ』

｢なにがやねん、笑｣

のんちゃんがにこにこ笑ってくれる

それだけでこっちまでもう嬉しい。

この幸せを噛み締めるように
ふんわりとした空気に包まれていると
不意にのんちゃんに膝から降ろされる

｢神ちゃん、、写真とろ！｣

『いいけど…なんで、？』

すぐにスマホの写真アプリを開いてる

｢やってさ、卒業式の看板で撮れへんかったやろ？
神ちゃんもやけど俺も。

……思い出作り。｣

さっさと、内カメにして1枚目はお決まりのピース。

2枚目以降もそれっぽいポーズで
続けてうさ耳やなんやらのバラエティ的なのでも撮った

『後で送って？』

｢えーよ｣

後でとは言わずすぐに送られてきた写真。
忘れないうちに保存しておく

初めての2ショット

結構嬉しい

｢神ちゃん、写真撮んの嫌やない？｣

『え、？別に……』

｢ほなフォルダ埋め尽くすくらいいっぱい撮ろうな！！
俺、まじで嬉しいねん！初めてやろ？一緒に写るの！｣

神ちゃんだけ写して壁紙にしようかな、
なーんてボヤいてるのんちゃんに軽くツッコミながら
のんちゃんの素直さに尊敬する

俺も嬉しい！、とか正直に言えた方がええよな
でもそんなんのんちゃんと違って恥ずかしいし……

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