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𖤐 ページ7
緑side
二人で話したこと無かったから俺は変に緊張してたけど、
なんかすごいガーガーいっぱい言われて最後に…
(麗｢私と望はもう結婚するって決まってるの。
これ以上私の幸せ奪うな……ｯ！！｣)
って投げ捨てられた言葉。
泣きながら伝えられた
結婚
前に家庭の合同授業で赤ちゃんの人形抱っこしてる小瀧くんが、ちょうど目に入ったことがある。
やっぱり背が大きい人がちっちゃな赤ちゃん抱っこするのなんかええな、って思ってた……
そうや、小瀧くんにも未来がある
幸せになって貰わなきゃいけない
でも、
付き合ってないとあんな風に笑ってもくれないんやな
俺の大好きなあのクシャッて笑う顔はもう俺は見ることはない
ってかもう一生会えないかもしれない。
あっ、ほんなら今までどうもありがとう、って伝えなきゃ
ぐちゃぐちゃな脳内に浮かび上がった言い訳。
それを実行しようと、
小瀧くんの姿を追いかけようと、、
外に出ようとすると、、、
足がすくんで動けなかった
もう会わないでと拒否されたら、
話を聞いて貰えなかったら、
…もう電車乗ってて、二度と会えないと知るのが、、
怖かった
ほんま俺は悪いヤツや、
頭じゃ会ってはいけない理由いっぱいあんのに
………会いたいよ
そのまま崩れ落ちて
泣き崩れた
久しぶりに泣いたから
聞きたくもない嗚咽のような変な泣き声
.
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作者名：影虎ちかげ | 作成日時：2023年6月23日 22時
