恋をしてみました 《桃×緑》

‪☆ ページ8

桃side




まだ来てる人も少ないやろうからそのまんま2組に向かう。

廊下から見た感じ、誰もおらんから入って黒板を見る

神山くんのは……、


｢よっしゃっっー！！来たで！一緒や！｣


願った通り神山くんもAクラス。
ホンマに頑張った甲斐があった……泣けてくるわ笑笑



『誰と一緒やったん？』

｢っ、、あ、おはよー……｣



ぎこちない俺からの挨拶。

振り向くとその神山くん
そりゃぎこちなくなってまうわ……


『おはよ、彼女さんと？笑』


｢あ、、いやぁー、おらんよ笑｣


『ほんまに？いそうなのに……
小瀧くんに告白されたら誰でもOKしそうやけどなぁ…』


｢じゃあ、俺が神山くんのこと好きって言ったら？｣



にこやかな顔してたのに急に引きつった笑顔に。

そこで事の移り変わりに気づく。



｢っ……ちゃう！嘘！！冗談！！｣


『じょう……だん、、、？』



急にしゅんって顔するからちょっと期待してしまう


｢ちゃう……くもないかな、、
ごめんな、嫌やったら言って。気持ち悪かったら。｣



何となくブレザーの裾をピンと伸ばしてから俺よりも小さい顔をしっかり見る


｢好きっていうか、、俺もまだ神山くんのことよく知らないけど、、そういう目では見ちゃってる。｣


ちらほらクラスに人も入ってきた。


｢ほんとキモかったらすぐ言ってな！！
あと、明日からの数学のクラスも一緒やったから！
よろしくっ｣


『ありがと。こちらこそよろしく！』


多分お互いなんの"よろしく"かは分かってないけど、
何かに逃げるようにして教室から出てきてしまった俺は1組に戻る。



(｢おう、小瀧！今日は早いな、w｣)

｢ん、まぁ……｣

(｢お前、なんか今日顔赤くね？｣)

｢えっ！？｣


スマホに自分の顔を移すと、
ほんまにそうやったわ……//


恥ずい恥ずい、、


けどなんか達成感。


後は嫌われなければいいな





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