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ちょっとだけ緊張しながら、
インターホンを押せば、
びっくりする位早いスピードで扉が開いて
そのまま勢いよく玄関に引き込まれた
「？！」
『良かった…もう帰ってこんかと思った…』
「えっ…」
『いつも即決できるのに、
Aのことなると迷って決められへん』
「…？何の話…？」
『…１年記念のプレゼント、
やっぱり特別なのに、したいやん…』
「･･･それを、ずっと調べてたの…？」
ちょっと気まずそうに、
『ん、』って短めの返事をした恭平は
髪をかき乱して、すぐ『ごめん』と謝った
「謝ること、ないのに」
『ほら、俺サプライズとか得意やないねんか、
考えとったら何も耳入ってこんくてさ…』
「もう、わかったから大丈夫だよ」
『･･･もう考えるんやめるから。
一緒に居ったら悲しいとか、言わんで…？』
とんでもなく猫背になって
項垂れてる恭平をぎゅっと抱き締めた
「ごめんね、気が付かなくて」
『いや、俺が悪いんやからAは謝らんで』
「そんな事ないよ、
恭平がとんでもなく不器用ボーイだってこと
すっかり忘れちゃってたから」
『…なんやねん、それ』
「流星に言われた」
『また、りゅちぇのとこ行ってたん？』
「うん、恭平が餌くれないよーって」
私の発言にきょとん顔の恭平を見てたら
何だか笑えてきた
『え？餌ってなに？』
「釣った魚に餌やらないタイプなのかなって
話をしてたの。」
『は？釣った魚はリリースか食うかのどっちかやって』
「？！待って(笑)本当の釣りの話じゃないよ笑」
もう何言っても無駄か〜と半分諦めて
笑いながら部屋に入ろうと歩みを進めれば
引き戻されて腕の中に逆戻り
「？！」
『…Aが魚やったら、いっちゃん大きい水槽買って
最高の環境下で一生大事にする。
餌やってさ、ええやつあげるで？』
「だから、釣りの話じゃなくっ——」
そこまで言いかけたら
何でか喋れないように唇を塞がれて、
『ええ加減分かってや、
Aが一番大事やねんて』なんて言われて
赤面どころの騒ぎではなかった
「･･･わ、わかったから、」
恥ずかしくてちょっと押し返せば、
顔を覗き込まれて不敵な笑み
『いっぱい可愛がったるからおいで』
後日——
１年のお祝いにと世界に２つだけの
オーダーメイドのアクセサリーをくれた。
私は釣られた魚の中で
世界一幸せなやつなのかもしれない＿＿
◎釣った魚には餌はやらない…？(kyohei.t)
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まっちゃ - 面白すぎて一気読みしてしまいました…！登場人物全員に感情移入しすぎて、感情ジェットコースターでした笑描写の仕方がとても素敵でもう……もう…！（語彙力）この作品に出会えてよかったです！！ (10月2日 8時) (
レス) @page31 id: ab6afd240e (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - jianuandさん» わ〜ありがとうございます😭😭嬉しいです…！！🥺💓 (2023年2月7日 11時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
jianuand(プロフ) - 待ってください今まで読んできた中で1番素敵な作品でしたとっても面白かったです😭 (2023年2月5日 20時) (レス) @page37 id: 0c539e7ff5 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - ぴぴさん» ありがとうございます…‼︎🥲💓りゅちぇの回は難しかったのでそんな風に言って頂けると本当に嬉しいです〜〜‼︎こちら少し更新止まってしまってますが、また更新しますね🥹 (2023年1月18日 18時) (レス) id: e2a2314ab0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - 選ぶなんて無理！の番外編…🥺🫶🏻どれもそれぞれの良さがあってきゅんきゅんしました😫💗道枝くんはもちろん、りゅちぇの男感が想像できて一番胸が締め付けられた感じします（笑）🫶🏻また更新待ってます！♡ (2023年1月17日 7時) (レス) @page35 id: b8f72d98d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：m_725
| 作成日時：2022年11月22日 18時
