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奢るとしたらチロルチョコだな ページ6

私と乱歩さんのイチャイチャを、(無自覚に)邪魔した国木田さんに一言言ってやりたいが
乱歩さんの可愛い拗ね顔が見れたので良しとしよう。



「てか国木田さん、新人は?寝てるの?」

「いや、今起きて話をしたところだが…まだ医務室に居るだろう」



へぇ。
流石乱歩さん、推理したのか知らないけど当たってる。
新人にはまだ会えないようだな…

残念。



「話ってなんの?」

「此方の話だ。少し面倒な事があってな」



国木田さんが面倒と思うこと……。


やっぱ芥川くんかなっ〜〜〜〜
申し訳ない。けどこっちも仕事だし……
難しいなぁ。



「おや、Aじゃあないかい。相変わらずだねェ」

「Aさん!久しぶりですね!」

「お、与謝野さん!賢治くん!」



国木田さんの後ろから出てきた2人。

変わりはない様だ。元気そうで良かった。



「会いたかったよ〜〜〜!!!」



両手を広げ、与謝野さんに向かって走っていく。
が、スっと避けられてしまい、賢治くんとハグをしてしまった。



「与謝野さん…避けるのね…」

「僕は嬉しいですよ?」



ニッコリと賢治くんが笑いかけてくれる。
天使…


国木田さんはなにやら忙しそうだったが、そのまま与謝野さん達と話をしていたところ…




私の無駄にいい耳が、指を鳴らす音を拾った。

直後、銃を武装した黒服の男たちがドアを破壊して入って来る。



「何ッ……」

「あらま」



国木田さんの焦る声と、私の呑気な声が重なった。

隠れた方がいい?これ。
探偵社の皆居るし、大丈夫だと思うけど。

別に良いかと結論づき、紅茶を口に運んで机に腰掛ける。
あ〜。部下が倒されていく姿を見るのは
辛いわ〜、と視線を前に向けた。



「あ。」

「えっ、?!」



立原……

あんぐりと口を開けた彼から、そっと目を逸らす。

なんか、悪いことしたな。まぁ私は気にせんが。今度なんか奢ってやろう、銀ちゃんにも。

窓の外に投げられてく彼らを見て、そう思うAちゃんである。



「なんて優しいのかしら…」

「何がですか?」

「賢治くんが♡」

「嘘っぽいですね!」

「…ひどくない?」

お姫様抱っこしたいんだ。誰をって?……誰だろう→←可愛いの塊。



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雅2(プロフ) - 内容は違いますけど似た名前の作品ありますよね (2020年3月27日 21時) (レス) id: 57165b9e01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藤宮 | 作成日時:2019年10月27日 5時

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