雅 -miyabi- 第3章 (ページ45)

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番外編16 ページ45

HC side

仕事が終わってSUMカフェに行くと
泣き腫らした顔のAがいた

アイツは…
こんなとこまで読んでたのかよ

『ちょ、オッパ！どこに…』

HC『いいから、来い』

Aの手を引っ張って
連れてきたのは雅だった

『え、なんで…』

HC『いいから』

そう言って、
俺はドアを開ける

パンッパンッパンッ

BoA『Aーー！！』

YH『おめでとーーー！』

『え？え？』

Aは、訳の分からない顔をしている

LT『おめでとう、A』

『ま、待って…
これ、なんのお祝い？』

HC『今日お前の誕生日だろうが』

『え、あ、誕生日…』

Aは、すっかり忘れていたようだ

？『ヌナー！誕生日おめでとー！』

『みんな…』

Aの周りには、
EXOやSHINeeがいた

SH『おめでと、ヌナ！』

BK『ヌナ、ほんとに30歳になったの？』

CY『見えないよね？』

CH『同い年にしか見えないよね』

EXOのみんなも

JH『ヌナの誕生日、祝えてよかった』

KY『これからも、ずっとお祝いしないとね』

TM『これからも大好きだよー、ヌナ！』

MH『テミナ、なんでここで告ってんの』

ON『そんな事言ったって
ヌナはヒョンの彼女でしょ？』

SHINeeのみんなも
Aが寂しい気持ちにさせまいと
必死に元気づけようとしてくれた

HC『アイツ、まだなの？』

YH『もうすぐ来ると思うよ』

LT『今向かってるって』

ジョンスが電話をかけたらしく
そう答えた

HC『なんか、なぁ…』

YH『どうしたの？ヒチョルヒョン』

HC『なんか複雑』

YH『へ？』

HC『娘を嫁にやる気分』

YH『あぁ、ヒチョルヒョンは
そう思うんだ』

HC『あぁ、お前は？』

YH『溺愛してる妹が嫁ぐ気分』

HC『似たようなもんだな』

はは、とユノと二人で笑う

HC『………にしても、遅せぇな
チャンミン…』

YH『確かに、何やってんだろうね』

ユノも心配していた

Aを見ていると
今度はBoAと話をしていた

HC『早く、Aの笑う顔が見てぇな』

YH『ん、そうだね』

俺とユノはぼんやりと
BoAと話しているAを眺めた

LT『あ、チャンミン着いたみたい』

HC『おし、じゃあやるか！』

YH『おぉ』

俺たちは、とある準備を始めた

パチッ

電気を消すとAをはじめとした
そこにいた全員が

『え、なに？どうしたの？』

と、不思議がっていた