雅 -miyabi- 第3章 (ページ34)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:129,172 hit

番外編05 ページ34

KH side

『みってー、美容院行ってきたのー♡』

MH『その髪型いいと思いますよー』

キャッキャッ言いながら
そう話すA

ミンホはチラチラと
チャンミンを気にしながら
Aの話相手になっている

あーあ、A、
チャンミン怒らせたけど、
本人全く自覚なしかよ

楽しそうに話すAの目の前で
ムスッとしてるチャンミン

後で、後悔しても知らないぞ…
A…

一時間程、なんだかんだ飲んでるうちに
お開きの時間になった

というより、Aが寝ちゃったので
自然とお開きにするしかなかった

KH『どうする？A…』

CM『置いていく』

KH『いや、それはまずいって』

しょーがないから
マネージャーを呼んで
自宅へ連れて行って貰った

MN『っておい、俺だけが
連れて帰る理由には行かねえだろ』

そう言われて、渋々車に乗るチャンミン

何だかんだ言って、心配してんじゃん

MH『早く、あの二人くっつかないですかね』

KH『お前もそう思う？』

二人を送った後、
俺とミンホは二軒目に向かっていた

MH『早くしないと、
そろそろ僕のメンバーが…』

KH『だよなー…
うちもヒョンたちが黙ってない…』

こうして、俺とミンホは
二人の今後にあーだこーだ言いながら
酒を交わした

＿＿＿＿＿＿＿

You side

『……いったーい』

どうやって帰ってきたのか…
気がつけば、家にいてベッドで寝ていた

私はズキズキと痛い頭を抱えて薬を飲み
水を一気飲みした

CM『おはよ』

急に後ろから声がして振り向くと
そこにはチャンミンがいて

『……いつからいたの？』

私はとんでもなく
不機嫌に近い感じの声が出た

すると、チャンミンは
はぁー…とため息をついて

CM『…ごめん』

と謝って後ろからギュッと抱きしめた

ミノにヤキモチを焼いていた
というチャンミンがとても可愛かった

「彼氏でもないのに？」

CM「バカA」

「ちょ、バカってなに……っ！？」

後ろを振り向いた瞬間
唇を塞がれた

CM「……そろそろ、
僕の気持ちに気づいてくださいよ」

そう言って、私の目を見つめるチャンミン

CM「これからどんな困難が待ってるか
分かりませんが、
一緒についてきてくれますか？」

まるで、プロポーズのような言葉に
私は黙って頷くしかなかった