雅 -miyabi- 第3章 (ページ32)

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番外編03 ページ32

＜YH side＞

どうも、ユノです

あの事件以来、
チャンミンとAの距離が縮まった

付き合ってる訳じゃないけど
傍にいる事が増えたように思う

まぁ、今はツアーのリハをやってて
それにAも携わっているからだけど

この間は約束していたという
Aの作った曲を
レコーディングしたばかり

もちろん、
僕のソロ曲も作ってくれた

最近は専属ディレクターの仕事も増えるけど
雅の事も忘れていない

こんな多才な才能があるなんて
気づかなかった

だけど、作る曲のほとんどが
僕の好みだったり
チャンミンが好きそうなジャンルだったり
僕たちの事を考えて作られてる

「ユノオッパ」

YH「ん？どうした？」

「…ううん、なんでもない」

寂しそうな顔をする時は
妹の事を考えているんだと思う

傷つけられても家族は家族だから…

僕はポンポンと頭を撫でてあげた
辛い時は傍にいてあげる

SMFamilyのみんなは
何があっても君の味方でいるから

YH「A、練習終わったら
ご飯食べに行こう
好きなもの奢ってあげる」

「！？ほんと！？」

YH「うん、何食べたいか考えといてね」

「うん！」

嬉しそうに、何食べよう…って呟くA

この笑顔を守っていきたい
そう心に誓った

CM『ヒョン、顔緩んでます』

YH『だって、可愛いんだもん、A』

CM『だからって…』

YH『チャミナ』

CM『な、なんですか？』

YH『告白しないの？Aに』

CM『え、え！？』

明らかに動揺しているチャンミン

ついこの間、BoAから

BoA『チャンミンが
Aに告白しないのは
あんたが原因だってさ』

なんて言われてしまった

確かに、Aの事は好きだけど
それは妹としてだからで恋愛感情ではない

CM『ヒョン…』

YH『だから、いいんだよ
Aに告白しても』

CM『けどっ…』

YH『だけど、Aの事を
悲しませたりしたら
俺はもちろん、イトゥクだって
ヒチョルだって黙ってないからね』

CM『えぇっ！？
み、みんなにバレてるんですか？』

YH『ハッハッ、知らないとでも思った？
みーんな、知ってるよ
知らないのは本人たちだけ』

CM『えぇ…嘘でしょ…』

チャンミンは、頭を抱えた

YH『ほら、俺たちこのツアー終わったら
活動休止しなきゃならなくなるだろ？

その前に告白しといた方がいいよ

お前がしないとEXOのメンバーも
SHINeeのメンバーも狙ってるし』

そう言うと、
チャンミンは焦った顔をした