雅 -miyabi- 第3章 (ページ2)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:129,142 hit

96. ページ2

＜予感的中＞

SMTOWN公演が終わって
みんなと日本を満喫する事が出来て
本当に嬉しかった

やはり少し不安だったけど
これ以上は迷惑を掛けたくなかったので

『一人で帰れるよ？』

そう言ったけど、

CY『いーの、いーの
俺たちが行きたいだけだから』

BK『そうそう、それに…
チャンミン先輩に言われたから…』

『え……』

BK『Aの事、守れるのは
お前らだけだからよろしくなって』

チャンミン…

そんな事もあって
ヒョンやチャニョルたちと一緒に帰ってくれた

カランコロン…

静かにベルが鳴る
先にヒョンたちに入ってもらった

BK『ヌナ、大丈夫そうだよ…？』

『う、うん…』

ヒョンにそう言われて、中に入ると
お店を空ける前の状態ではあった

『よかった…』

だけど、なんだろう…
何もないのが気持ち悪くなる

なにかの前触れなんだろうか…

CY『ヌナ、二階にも行こう』

チャニョルがそう言って二階に向かう

私も一緒に行こうとした時…

CY『…っつ…ヌナ！来ちゃダメ！』

チャニョルが突然声を出す
何事かと思って階段を上がると

『…えっ…チャニョル！？』

チャニョルの足の裏に
ガラスが刺さってしまっていた

CY『ヌナ…怪我するからこっち来ちゃダメ』

ヒョンと一緒にチャニョルを
お店のカウンター席に座らせる

『救急箱持ってくるね！』

チャニョルの足に刺さった
大まかな破片を取り除く

CY『ヌナ、平気だからね』

今にも泣き出しそうな顔をしていたのだろう
心配させまいとチャニョルは笑顔で言った

『でも…一応病院行こう？』

BK『そうだよ、
じゃないとマネヒョンに怒られる！』

幸いにも近いカムバックはなかったが
今後の活動に支障をきたしたくなかったので
チャニョルと私は病院に向かった

ヒョンはジュンミョンや
マネオッパに連絡した後、
片付けておくからとお店に残った

チャニョルもヒョンも
どちらも心配な私は

今、何してた?
実は、お店の二階が大変事になってて…
ベクが片付けてくれるみたいだから
手伝ってあげてくれる?

と、ある人にメールを打った

二、三分して返事が届く

???ヌナは?大丈夫なの?
怪我してないの?
大丈夫、私は怪我してないよ

とだけ送っておいた