２７Fside ページ28
メールをしても返信はない。
電話をしても、電話に出ない…。
一応聞いていた宏光のマネージャーの連絡先にも、連絡してみるが、昼前に家に送ったと連絡が返ってくる。
俺は気になって仕方がなくて、仕事も全く集中できなかった。
「あ、すみませんわざわざ…」
「いえいえ！全然…私も心配なので」
気が気じゃなかったから、仕事場に宏光のマネージャーにわざわざ来てもらって、家の鍵を渡した。
「覗いてきてくれますか？普通に寝てるとかだったら、わざわざ起こさなくてもいいから…ほんとすみません。合間に電話かけます」
「任せてください」
マネージャーが行ってくれるとなって、さっきまでよりは少し集中できたが、ずっとソワソワしている状態で仕事をこなした。
そして次の仕事との合間時間に、すぐ宏光のマネージャーに電話をかける。
マネージャーは俺からの電話を待っていたようで、ワンコール鳴り終わる前に繋がった。
「もしもし？宏光は…？」
「あ、えっと…無事家にはいたんですけど…。リビングで、倒れてたと言うか寝ていたと言うか…」
「リビング…？」
疲れて、リビングのソファでってこと…？いや、それなら倒れてたと言うかってどういう…
「入ったら、北山さん汗だくで床に…。近くにカバンも置かれてたと言うより投げられた感じであって、目は瞑ってたんですけど、息も荒くてうなされてる感じで…揺すってもすぐには目を開けられなかったので、一応眠ってたのか…よくわからなくて私も」
「今は…っ、今はどうしてる？」
すぐ帰れないのが悔しい。
もちろんあんなことが起きて、無事助かったからもう終わりだと思ってはいなかった。
その予測通り…宏光は苦しんでいた。
「しばらくソファに座って休んでもらって、今は汗が気持ち悪いからってシャワー行きました。でも、起きてからは特にいつも通りの様子でした。きっと無理してるとは思うんですけど…」
「…そっか。わかりました…夕方には帰れるんだけど、居てもらうことはできますか？」
またお願いをしてしまったが、もちろんですと言ってくれた。
これも全て俺のせい…。
幸せにすると言ったのに…せめて早く、俺についていくと言ってくれた宏光の傍に行ってあげたかった。
今度は俺が抱きしめる方なんだ…。
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氷 - 北山宏光君のドラマ新聞社の女の人スッゴい強引に家に入れてやらしい事してました。北山宏光君大好きです (2022年2月12日 10時) (携帯から) (
レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - あやりさん» コメントありがとうございます。2人の幸せを願っていただけて、作者として嬉しいです！笑 (2021年9月30日 0時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
あやり(プロフ) - このお2人に穏やかな幸せが訪れますように...♡ (2021年9月26日 0時) (レス) @page33 id: 379a52cc0f (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます。本編から読んでいただき嬉しいです。うまく書けるかわかりませんが、これからも読んでいただけると嬉しいです(^^) (2021年9月13日 4時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - こんばんは、アフターストーリーありがとうございます!!更新楽しみにしています。 (2021年9月12日 21時) (レス) id: 1827b6c1cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2021年9月12日 1時
