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F「一旦落ち着いてくれ！！」
「やだ！！」
太輔が女を抑えてくれている間に、後ろからバチバチと嫌な音がした。
振り向くと、男がスタンガンを持って突撃する勢いで近付いてくる。
それを寸前で避けると、今度は太輔の方に行こうとしたから
「藤ヶ谷！！」
女を抑える太輔に、勢いよく飛びついた。
太輔は痛がっていたけど、俺は男が近づいてきていたことがわかっていたから、すぐ太輔をコンクリートから引っ張って立ち上がらせる。
近付いてくる男から、太輔をそのまま引っ張って逃げようと思った時、太輔に腕を振り払われて、太輔が男を抑え始めた。
F「北山逃げて！！」
がたいの良い男に、抑え付けられている太輔を見て、逃げれるわけなんてなかった。
抑えている男の片手にはスタンガン…。
「やめろ！！」
俺が今度は男に飛び付こうとした時。
「藤ヶ谷くんには手を出すなと言ったでしょう」
女が静かに男にそう言うと、男はすぐに手を止めた。
F「どういうことだ」
太輔が男の体からすり抜けて、俺の前に立つ。
俺は恐怖で震える体を、深呼吸して必死に落ち着かせ、前に立つ太輔の体を包むようにグッと引いて、横に並んだ。
すると太輔も、俺の体を包むように掴んでくれた。
パトカーの音が聞こえる。
ああ…もう終わるんだ。
そう思った時に、女がポケットから何かを出した。
「…っ！は…っはあっ！」
ケースをカランと落として、出てきた鋭いナイフ。
俺は恐怖で、息を大きく吸って太輔の腕を強く握った。
「あんただけ幸せになって…私だけ捨てられるなんて…」
そう女は震えた声で言いながら、ナイフをこちらに向ける。
俺たちはお互い足をすくませて、腕を強く握り合った。
「私だけなんて…絶対嫌！！！！」
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氷 - 北山宏光君のドラマ新聞社の女の人スッゴい強引に家に入れてやらしい事してました。北山宏光君大好きです (2022年2月12日 10時) (携帯から) (
レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - あやりさん» コメントありがとうございます。2人の幸せを願っていただけて、作者として嬉しいです！笑 (2021年9月30日 0時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
あやり(プロフ) - このお2人に穏やかな幸せが訪れますように...♡ (2021年9月26日 0時) (レス) @page33 id: 379a52cc0f (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます。本編から読んでいただき嬉しいです。うまく書けるかわかりませんが、これからも読んでいただけると嬉しいです(^^) (2021年9月13日 4時) (レス) id: 03403d3789 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - こんばんは、アフターストーリーありがとうございます!!更新楽しみにしています。 (2021年9月12日 21時) (レス) id: 1827b6c1cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2021年9月12日 1時
