・ ページ18
小さい頃はやんちゃで外を走り回っているような奴だったのに、歳が上がるにつれて大人っぽくなって。色気も出て。
意気地無しで、意地っ張りで、いつまで経っても子供のまんまな俺を1人置いていかれた気がした。
性格はともかく、宏光みたいないい男を女も男も放っておくはずがない。
本人は気づいていないだけで俺の周りに宏光を狙ってる人はたくさんいるんだ。
女も男も。
俺がどんだけ必死になって追い払ってるか知ってんの?
俺が宏光が変なやつに引っかからないようにってどんだけ心配してるか知ってんの?
それなに宏光は…………
そんな努力を知らずに俺の全く知らないやつに恋をする。
だから、そんな理由で恋人作りたいなら、俺が宏光の理想の恋人になってやれるから。
俺は今すぐにでも宏光のものになりたいと思った。
そして、俺は
太「ならさ、俺にしとけば?」
そんなことを言ってしまったんだ。
遠回しの告白。
でも、これでも精一杯素直になったつもり。
これ以上の勇気は女々しい俺にはない。
でも、そんなこと宏光が気づくはずもなく暴言を吐いてきた。
宏「は?なに言ってんの?太輔なんて有り得ない!それならまだニカと付き合うわ!」
本当に有り得ない。
だから俺もいつもみたいに
太「嘘に決まってんだろ!なに本気にしてんだよwばかかよw」
なんて言って逃げてしまうんだ。
ばかなのは俺の方だってのに。
368人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕桜愛(プロフ) - みつラブさん» ありがとうございます!忙しくくて更新も不定期ですがそれでも待って下さることに感謝します。これからも応援よろしくお願いします。 (2018年3月10日 13時) (レス) id: a112c37fd2 (このIDを非表示/違反報告)
みつラブ(プロフ) - 更新待ってました!続きも楽しみにしてます♪ (2018年3月10日 2時) (レス) id: f72284b166 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:裕桜 | 作成日時:2017年7月6日 19時