じぐいわカップル 8

好きだからこそ 【MUU様 リク】 ページ43

玄樹 S i d e


玄樹『お待たせ。』


待ち合わせ場所に行くと岸君はスマホをいじってて
僕が声をかけると僕に気付いて “ お、おう ” と返ってきた


玄樹『どうしたの？』


優太『え、何がだよ』


玄樹『いや、急に誘ったりして』


優太『いや別に意味なんてねえよ

空いてたの玄樹だけだったしさ。』


あ、そっか…今日空いてるの僕と岸君だけか…


そんなことすっかり忘れてた 笑


だから僕を誘ったって訳か。


というか今日何処行くんだろ？


何処行くか気になり岸君に聞くと
” え、えっとー…その、、 “ と岸君は俯き始めた


玄樹『まさか行くとこ決まってないとか無いよね、？』


恐る恐るそう聞くと


岸君は ” あははッ… “ と笑い始めた


マジか、、まぁ それも岸君っぽいな


仕方なく僕も行きたい場所を考える


でも今特に行きたい場所無いんだよね。


う〜ん…


優太『あ、じゃ！映画館行こ！』


玄樹『映画？ 別に良いけど、、』


優太『良し！じゃ、決定！』


やっと待ち合わせ場から離れ映画館へと向かった


ていうか行くとこも決まってないのに何で僕を誘ったんだろ？


ただ暇とかなら僕の家か岸君の家でゲームとかして遊べば良いだけじゃん、ね？


それに何か岸君、さっきからソワソワしてるというか落ち着きがない気がするのは気のせい？


…気のせいだったら良いけど。


そう考えているうちに観たい映画があったのかチケット2枚持って俺の元へやって来た


岸君からチケットを受け取り チケット代のお金を渡そうとすると


” あ、良いよ。 誘ったのは俺だしさ “ と言われ…


え、これってチケット代は要りませんってことだよね？


そう言うことだよね？！


待って待って！ あの岸君がチケット代を出してくれると…←


やっぱ可笑しい！ 今日の岸君何か…変だよ。


その後売店に向かいポップコーンとドリンクを頼んだ


流石に岸君に出させるのは申し訳ないからここは僕が奢った





.




玄樹『面白かった〜、あの最後のキスシーン凄い良かった』


優太『え、あ そうだな 笑』


玄樹『ていうか岸君！最後の方寝てたでしょ？』


優太『え、ね…寝てねえよ 笑』


玄樹『嘘付かないでw』


優太『ごめん、普通に寝てた 笑』


玄樹『もうせっかく映画観に来てるのに寝るなんて勿体無いよ』


優太『映画観てたら眠くなるじゃん！

それに今日起きたの早いんだもん！』←


玄樹『…はいはい。』

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