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Aside
校門を出ると、やっぱり街灯が少ない道は暗すぎる。
ほぼ真っ暗で、夜空には月が明るく光っていた。
京介「送るけど」
わざわざ駅も反対方面なのにそう言ってくれる京ちゃん。
A「……ありがとう」
京介「元気だしてよ」
5割はあなたのせいですけど。
京介「……そーいえば月が綺麗ですね…ってどう意味か知ってる？」
少し前にネットで見たような気がする。
あなたが好き…とか想ってますとかだっけ、？
A「意味も無くない笑？綺麗なら綺麗だしさ」
それでも、京ちゃんが何を言うのか気になったから
わざと知らんぷりした。
京介「まぁ……月が綺麗だね」
A「京ちゃんと見るから綺麗なのかもね。」
返しもこれでいいのかわからない。けど、京ちゃんと見る月は、本当にいつもよりも綺麗に感じた。
京介「…期待させんな」
そう、制服の下に着ているパーカーのフードをすっぽりと被ってしまった。
そっちこそ、本気で期待させないでよ。
好きじゃないなら、本気で優しくしないで
月が綺麗だねなんて言わないで。
A「そっちこそ、期待させないでよ」
京介「…鈍感バカ。」
A「……冷たいツンツンバカ。」
京介「鈍感だからちゃんとストレートに言わないとわかんない？」
A「教えて」
そんな私の声に、少し黙ってしまった京ちゃん。
京介「好きだよ」
一呼吸おいて、そう言った。
A「もう一回言って、？」
京介「絶対に嫌だ。俺はもうAの返答待ち。」
A「私も好きだよ」
「良かった、」と京ちゃんが安心したように言ったのとほぼ同時に繋がれた手。
綺麗な横顔は赤く染っていて、こっちまでさらに恥ずかしくなる。
京介「絶対順番ミスったけどさ、」
京介「俺と付き合ってください」
絶対私の方は向かないという強い意志を感じる。それも京ちゃんらしい。
A「順番なんて気にしてないよ、私でよければお願いします。」
絶対絶対、今日の月はいつもよりも綺麗で、輝いて見えた。
お互いの第一印象が最悪なところから始まった恋。
お互い嫌いなはずだったのに、気づいたら君に惹かれていた。
END
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みになMINI(プロフ) - 凛果さん» 嬉しいです！！応援、モチベーションになるのでこれからもぜひお願いします✨ (2月28日 15時) (
レス) id: bac6a986c0 (このIDを非表示/違反報告)
凛果(プロフ) - 最高です！これからも応援させてください！ (2月28日 2時) (レス) @page45 id: 7936ef99a2 (このIDを非表示/違反報告)
みになMINI(プロフ) - いかだべーすけさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました🥲💞学生牧いいですよね🫶🏻️ (2月27日 20時) (レス) id: bac6a986c0 (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - 無事完結、おめでとうございました！🙌 (2月27日 20時) (レス) @page46 id: e2148a157d (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - 最高でした！！！私も学生牧大好きです😍完結は少し寂しいですが、本当に好きなお話でした！みになさんのお話大好きです！これからも応援してます！！ (2月27日 20時) (レス) @page46 id: e2148a157d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みになMINI | 作成日時：2024年1月9日 22時
