1st day ページ2
Aside
傾いた西日で茜色に染まる高専内。
その光が漏れ出す廊下の一角に、私達は居た。
目の前には彼__傑の姿。
私は今、傑に壁ドンされている最中。
心拍数の上昇が一途を辿り、顔に熱が集まっていくのが分かった。
そして、茜色に染まりながら笑みを浮かべる彼が口を開いた。
「A、私はAの事が好きだよ、」
__耳を疑った。
それこそ、時が一寸止まったように。
ぽかり、とだらしなく開く口。
その様子に、傑は口角を上げ、目を糸の如く細めた。
そんな包み込まれそうな程暖かい笑みと、柔らかい声音。それに脳がふわふわ、とした感覚に浸っている時だった。
「__何いちゃついてんだよ、気色悪」
唐突に耳を衝いたその声。
声の方へ視線を送れば、白髪蒼眼が立っていた。
そして声音から分かった。
.
.
明らかに不機嫌そう。
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辛味噌らぁめん(プロフ) - プスメラウィッチさん» あ、微妙な五条悟オチで一応完結してます!! ありがとうございます! (2021年4月3日 7時) (レス) id: b998454b66 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月3日 1時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
辛味噌らぁめん(プロフ) - ふらっぺさん» わ、ありがとうございます !! 頑張ります ! (2021年3月21日 21時) (レス) id: 8b5fb8a06d (このIDを非表示/違反報告)
ふらっぺ(プロフ) - めっちゃきゅーんってなりました!!更新頑張ってください、応援してます!! (2021年3月21日 19時) (レス) id: bcf3d49fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:辛味噌らぁめん | 作成日時:2021年3月4日 20時