vol.1 ページ2
とある夜、私は美術館の屋根に立っていた。
今日もお宝を盗もうとしている私は大宮A。
高校は江古田高校、2年の変装怪盗だ。
今日は怪盗キッドに変装して、お宝を頂こうと思ってる。
着ている白いマントが風になびき、音を立てている。
そろそろ、8時になる。私が予告した時間だ。
ここにホンモノ様が来たら困るのでもうお宝を盗もうと思う。
私は屋上の扉を開き、素早く中に入りドアを閉める。
A「うっわ…真っ暗。」
私は小声で小さく呟いた。目を凝らしても自分の足元が見えない位暗い。
だが、この美術館の地図は頭に叩き込んだので平気だ。
私は階段を足早に下りて行き、お目当てのお宝のケースの前に立つ。
えっとまず先にここを解いてから、こっちの鍵を外して…
パカッ、と軽い音がしてお宝が入っている箱の扉が開く。
ダイヤの感触があり思わずニヤけてしまう。
ダイヤを素早く懐に入れ、屋上に向かおうとする。
しかし、近くから足音が聞こえ息を潜める。
???「どうもこんばんは、偽者さん。」
少し遠くから声が聞こえる。この声は…
A「怪盗キッドさん、ホンモノ様のおでましか…」
私はそう呟くと、近くのものを倒し急いで階段をかけ上がる。
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作者名:柊月@ひじき | 作成日時:2015年5月6日 17時