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眉間に皺を寄せながら眠るローの額に手を当てると、じんわりと熱い体温が伝わってくる。
『ローの様子はどうだ』
聴こえてきた声に首を横に振って答えると横に並んだ道化の表情が曇る。
薬の効きが悪くなってる。
中和剤の効果は初めほど出なくなってしまったし、鎮痛剤も多少の改良ではもう殆ど効果がない。
［ごめんなさい］
『お前が謝ることなんてないだろ！クラゲはローのために色々やってくれてるじゃないか』
そんなことない。
もっと知識があれば、ローの苦しみを取り除いてあげられるかもしれない。
もっと力があれば、ローを傷つける奴らから守ってあげられるかもしれない。
『俺はドジってばっかりだからなぁ。
こうして旅ができてるのもクラゲがいてくれるおかげだ』
コラソンは事あるごとに頭を撫でてくる。
優しかったり、雑だったりするその行為を子供扱いだとローは怒るけど、ぼくは嬉しいと思ってしまう。
拾われてすぐはベックマンやスネイクがよく撫でてくれた。
懐かしいな。
『それに比べて俺は…こんなガキに散々悲劇を思い出させて…
こいつ、こんな幼いクソガキが、俺はもう死ぬなんて言うんだ…かわいそうで…』
突然溢れ出した滝のような涙にぎょっとした。
いつの間にか握られていた酒瓶を水でも流し込むかのようにコラソンは煽る。
『あん時お前俺を刺したけど…痛くもなかった！
痛えのはお前の方だったよな…かわいそうによお…ロー…！』
頭の中に響く声は綺麗な青色をしていた。
悲しくて寂しい色なのに、包み込まれるように暖かく感じた。
何より、眠るローへ零れ落ちる涙が優しかったから、触れてみたくなった。
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原作に手を加えることに罪悪感を感じるから、原作沿いのストーリーって苦手…
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トト(プロフ) - 早桃さん» ああ、そんな、恐れ多いです！ありがとうございます！のんびり楽しんでいってくださると嬉しいです。頑張ります！ (2023年3月17日 17時) (
レス) id: 2fbe74351e (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - え､､､？めちゃくちゃ最高な作品じゃないですか？？ありがとうございます！もう面白すぎて一気に読んじゃいました！これからも無理せず更新頑張って下さい！応援してます！ (2023年3月16日 22時) (レス) @page14 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
トト(プロフ) - 名無しの権兵衛さん» うわー！いつもありがとうございます！いつものごとく見切り発車ですが頑張ります！ (2023年2月19日 9時) (レス) id: 2fbe74351e (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権兵衛 - やったーーーーー！！！！続編だーーー！！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2023年2月19日 6時) (レス) @page2 id: 415bc119d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トト | 作成日時：2023年2月18日 19時
