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大嵐に揉まれて辿り着いた“ミニオン島”は、目的としていたスワロー島の北東に位置する騒がしい無人島だった。
『オペオペの実を手に入れてすぐに戻って来る！
ここでちょっと待ってろ！』
そう言い残したコラソンは、政府との取引相手“バレルズ海賊団”の根城である廃墟へと消えていった。
［寒くない？］
クラゲは元々あまり体温が高くない。
それでも薄い毛布の上から伝わってくる温度は仄かに暖かかった。
「コラさん、大丈夫かな」
音の消えた廃墟から火の手が上がるのを薄紫の瞳が見上げる。
［大丈夫だと信じたい］
クラゲには効かない悪魔の実の能力があった。
その理由はクラゲ自身も知らないと言っていたが、コラソンのナギナギの実もその一つで、コラソンの創り出す無音の空間の中でもクラゲから音が消えることは無かった。
嵐で紙がダメになったと言っていつかのように地面に文字を刻むクラゲの指は痛々しいほど赤くなってしまっていた。
［僕も一緒に行けたらよかったのに］
そんなことを言いながらきっとクラゲはローを置いて行ったりはしないのだろう。
音の戻ってきた廃墟にローを抱えるクラゲの腕に力が籠る。
「こぉあそん、いっと、あぃじょーう」
「…そうだな」
頬の傷を引き攣らせ乍ら、不器用に口角を上げるクラゲにローからも笑みが溢れる。
クラゲには聞こえていないのだろうが、遠くで何かを探すように騒めく声が聞こえた。
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トト(プロフ) - 早桃さん» ああ、そんな、恐れ多いです！ありがとうございます！のんびり楽しんでいってくださると嬉しいです。頑張ります！ (2023年3月17日 17時) (
レス) id: 2fbe74351e (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - え､､､？めちゃくちゃ最高な作品じゃないですか？？ありがとうございます！もう面白すぎて一気に読んじゃいました！これからも無理せず更新頑張って下さい！応援してます！ (2023年3月16日 22時) (レス) @page14 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
トト(プロフ) - 名無しの権兵衛さん» うわー！いつもありがとうございます！いつものごとく見切り発車ですが頑張ります！ (2023年2月19日 9時) (レス) id: 2fbe74351e (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権兵衛 - やったーーーーー！！！！続編だーーー！！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2023年2月19日 6時) (レス) @page2 id: 415bc119d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トト | 作成日時：2023年2月18日 19時
