3話 ページ4
陸「天にぃ…！」
そっか。そういえば陸くんと天は本当の兄弟なんだっけ。陸くんはすごく嬉しそう。
陸「おはようございます！あのね、時間ある？なかったら天にぃの連絡先だけでも教えて欲しいんだ。電話したいんだ…ダメかな？」
天「…良いよ。」
陸「本当！？」
珍しい事もあるんだな。私の時は「は？」とか「嫌だ」しか言わなかったのに。まぁ無理矢理聞いたけどね。緊急の連絡の時困るし。
天「だけどその前に答えて。この前のライブの失態をどう思ってる？」
陸「…失態って…」
天「失態でしょう。君はアンコールに出られなかった。ファンに未完成なものを披露した。プロとして、仕事を全う出来なかった。違う？」
陸「…。」
「天、言い過ぎ。」
龍之介「何か事情があったんだよね？怪我はライブに付き物だよ。」
楽「そうだよ。連絡先ぐらい黙って教えてやれ。弟なんだから。」
天「外野は黙ってて。」
「天！」
さすがに怒ろうと天の顔を見る。例え血の繋がりは無くても今は私の弟でもある。マネージャーじゃなくて姉として。
一織「外野はそっちでしょう。」
天「…。」
一織「行きましょう、七瀬さん。気にする事はありません。」
陸「…でも…」
一織「良いから。」
姉鷺さんに暫くTRIGGERの方をお願いしてスタジオにIDOLiSH7が行こうとするのを急いで止める。
「陸くん、天がごめんね。」
陸「あ、謝らないでください！大丈夫ですから！」
「決して陸くんの事が嫌いな訳じゃないから気にしないでね。今日はお互い頑張ろ！陸くん達の歌、楽しみにしてる！」
陸「は、はい！」
曇ってた表情が少しだけ和らいだから良かった…
環「A姉が珍しく良い事言ってる。」
壮五「環くん！失礼だよ！」
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作者名：りんご | 作成日時：2018年11月27日 2時
