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_三狛_ ページ6

_とある公家屋敷_

 「花開院殿!」

男が大きな声で誰かを呼んでいる

 「…なんでしょう。」

 「最近、珱姫を狙うものが多くなっておる!」

 「では、結界を更に強く…」

 「そうではない!何時でも珱姫を守れる護衛が必要なのだ!!」

男はその者に無理難題を押し付ける

 「確か護り神なるものが噂になっておる。その者を護衛とするのだ!」

 「ですが、それは噂では…」

 「居るはずだ!なんとしてでも連れてこい!」

 「………。わかりました…」

»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»»
 「連れてくるとは言ったものの、一体何処に居るのやら…」

その男…花開院是光は夜の京で宛もなく人を探す

是光「そもそも、本当に居るのかどうかも……「助けて!」まさか妖か!」

是光が駆け付けた時には既に妖は倒れ、怯える者と刀を仕舞う者がいた

 『今日も今日とて、妖蔓延る京は騒がしいですね…』

刀を持つものは溜め息をつくように言う

 『お行きなさい。夜の京は危ないですからね。』

怯えたまま走り去る、それを見送りつつ去ろうとする者に是光は思わず声をかけた

是光「待ってくれ!貴方が噂の護り神か!」

 『そんな凄い者では無いと、何時も言っているのですが。』

その者は、声をかけられて驚いているのか、ただ気にもしていないのかわからない表情で言った

是光「貴方にお願いしたいことがあるのだ。」

 『それは構いませんが、貴方の御名前を教えて頂けませんか?』

是光「すみません。私は花開院是光と申します。」

 『是光殿ですか。私は鏡夜、泉鏡夜と申します。』

鏡夜は誰が見ても振り向くであろう美しく静かな笑みを浮かべる

 『それで、頼み事とはなんでしょうか。』

是光「はい。実は…………」

是光は事の発端から頼みたい事を伝えた

 『そんなことが。私で良ければお請けしましょう。』

それが是光と鏡夜との出逢いであった


_そしてこれが後に、鏡夜の人生において一番の分かれ目になることなど、今は誰も知らない_
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どうしましょう、色々壮大になってきています。
本当にこれで良いのか……
なるべく読みやすいのを作りたかったんですが…
そして見事予定は未定でしたね。生活が変わるのは次ですね。((タブン

_四狛_→←_二狛_



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作者名:神下狛犬 | 作成日時:2019年2月6日 0時

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