MY FAIRY (ページ10)

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「ああ、宿泊費は気にしないでください！1人くらい大丈夫ですよ！

……前にいた娘サンが、使ってたお部屋があります。そちらをお使いいだければ、よろしいかと。
カギもついておりますから、不安でしたら閉めておいていただければいいかと！」

それがいいです！と彼は私の手を握ろうとする。

びっくりして後ずさると

「oh...失礼致しました。突然触るなんて」

と、手を引っ込めてくれた

ちゃんと言わないと……と思った私は

「あっ、すみません……男の人に昔嫌なことされて……触れられるの怖いんです……
お話したりする分には大丈夫ですが……」

過去のトラウマを思い出し少し震える

すると

「なんということでしょう！？女性をこんなに怯えさせ事をするなんて……

なら尚更です！用事がある時はノックしてお声かけしますから、鍵は閉めておいてくださいね！

さて、宿泊費の代わりと言う訳では無いのですが……私はまだ日本語の読み書きが不自由なところがありますので、もし、娘さんが大丈夫でしたら時々助けて頂いてもよろしいでしょうか？」

つまりは日本語教師的なことだろう。

泊めてもらえるだけでは申し訳ないのでもちろん了承した。