◇デート2 ページ23
「お前や俺が胡堂主の言付けで良く鉱石を取りに行っているだろ？俺達に限らず採掘した鉱石は加工され、様々な商品として扱われる」
『うわぁ綺麗♪神の目もそうだったけど、石も透明感あって綺麗』
「おっ鍾離先生か！頼まれていた物出来ているよ」
「む、そうか。それは丁度よかった」
『何頼んだの？』
「ふふっまだ内緒だ。君は欲しいとは思わないのか？」
『もう私先生から貰ってるもん』
そう言って以前渡した《神の目》を大事そうに持っている
欲が無く、一つの事を大切にする…
こんなにも喜んでくれる彼女に自身の幸福感が満ちるのを感じる
戻って来た亭主にモラを渡すと次の店へと向かった
「鍾離先生と…あ、Aちゃん！足は治ったのかい？」
『とっくに治ったよ！』
楽しそうに談笑する所から彼女とこの亭主は見知いった人物なのだろうな…
「何見に来たんだい？」
「今、各店を見て回っている。目的の物は特に無いのだが見せて頂けないだろうか？」
「全然良いよ！ゆっくり見てってくれ」
「ありがとう」
『本当に申し訳ないんだけども…』
「ん？」
『私価値が分かんなくて、お店の人に失礼なんじゃ無いかなってあまりこーゆ所ゆっくり見た事なかったの』
「価値が分からないからって無理に買う必要もないし、Aちゃんが気にする事じゃないとおじさんは思うな？見に来るだけで良いからまた見においで？」
『本当？』パァアア
少し申し訳無さそうに言う彼女、彼女の優しさと素直さが
人々を惹きつけてしまうのだな
お店の物を拝見した後、少々早めの夕食をといつもの万民堂へと赴くと、いつもの彼女が出迎えてくれた
「鍾離さんとA！いらっしゃい♪」
「今日のおススメを頂きたい。後は彼女の好みと食後のデザートを」
新月軒の料理も美味しいのだが、彼女は香菱が働くこのお店がお気に入りだ…迷わずこちらにしたが…
『♪♪♪』
いつにも増して上機嫌だ…問題無いだろう
頭に瑠璃百合が一輪咲いてる…
「A」
『なぁに？』
「似合っているな」
『んー？？？？？』
頬を撫でてやるが何の事か分かっていないのと、今は思考が食になっている
ふふっ食欲はあるみたいだな…
思わず笑みが溢れる
「ねぇーー香菱見た？あの優しい顔っ」
「えっ…鍾離さんってそーなの？」
厨房の陰でコソコソと小声で話す香菱と胡桃
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葉(プロフ) - nanoさんご指摘ありがとうございます！鍾離先生の二人称を意図的に変えています！後程空君も出て来ますし、夢主ちゃんをより一層特別に感じて欲しいからです！モヤモヤさせてしまって申し訳ありませんっ (2023年2月15日 7時) (
レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
nano(プロフ) - 余計な事だったらすみません！おそらく鍾離先生の二人称は（君）ではなく（お前）だと思われます（汗）でも個人の解釈で変更しているのならすみません…ずっとモヤモヤしてたので！お話はとても面白いです (2023年2月14日 21時) (レス) @page21 id: bd4e1a1598 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - ほのかさんありがとうございますっっ！とても励みになります！嬉しいっっ更新頑張りますね！♪ (2023年2月8日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - 苺さんごめんなさいっっっ外したつもりが、外れてなかっっっったっっっっっ外しましたっっっ何度もすいませんんんんんっ (2023年2月8日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 最高に面白いです！！！更新されるたび吹っ飛んだこっちきますね！応援してます！ (2023年2月8日 18時) (レス) @page3 id: 5ab7e5fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺翠 | 作成日時：2023年2月7日 22時
