◆試み2 ページ11
『上手く変換してより少ない単語で、或いはそれを肩代わりしてくれるアイテムとかあれば、きっとこんな事にはならないと思うの…。私が考えてた事はここまでだよ』
「それを実行に移せるのは良いが、負担が大きくなるのは考えものだな」
『もちろん何らしかのリスクはあると思ってたよ…だから何があるかわからないから二人に今日お願いした』
下を向き申し訳なさそうに言うとわしゃわしゃとされた
「……褒めてやる」
『へへっ♪』
「ふふっ」
照れながら言われた…
「血は止まったか?」
『ゔっ…先生あんま見ないで…ちょっと洗ってくる』
「では俺たちも着いて行こう」
先生いつも近くで覗いてくるから、今はちょっと見られたくないなぁ…
いや、心配してくれるのは嬉しいんだけどね…
そう思いながら近くの浅い池へと顔を洗いに行った
『血…止まったけど』
「ん?どうした」
『血が落ちない…』
彼女がしょんぼりと肩を落としていた
何ならまだ洗っている
「ハハっ気にする必要はないさ?ハンカチは拭うものだ汚れて当然だ。君の役に立ったんだ、そう落ち込む必要はないさ」
『んーーー…あ、魚!…《痺れろ》』パリッ
「!」
彼女が言うと小さな雷元素が発生し、魚が痺れ浮いてくる
『これは出来るのになぁ…。2匹獲れた♪後で香菱に作ってもらお♪』
「もうそれで良いのでは?」
『えー、カッコ悪いじゃん。先生みたいにやりたい…あ!』
また何かを思いついたのか、先程のハンカチを持ち
水辺へと掲げた
《穢れを浄化せよ》
今度は水元素が現れ血で汚れていたハンカチが真っ白に浄化する
『言葉は言いようだね…大袈裟に言えば少しの文で修復とか出来るのね』
「身体の具合はどうだ?」
『全く何も感じない…本読んだおかげかもしれないね』
ちょっと恥ずかしいけどっと笑って言った
こちらは内心とても驚いている…
『要点さえ見つけたら…全て単調な循環になる』
ね?簡単でしょ?と言うと
「…何がだ?」
良く分からないと1人首を傾げる彼に鍾離は吹き出した
『あとはひたすら実践を積むのみ!頑張るぞっ!』
意気込む彼女と傾げる少年
その後ろで微笑ましく笑う彼
この日々がいつまでも続くようにと彼は願わずにいられなかった
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葉(プロフ) - nanoさんご指摘ありがとうございます!鍾離先生の二人称を意図的に変えています!後程空君も出て来ますし、夢主ちゃんをより一層特別に感じて欲しいからです!モヤモヤさせてしまって申し訳ありませんっ (2023年2月15日 7時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
nano(プロフ) - 余計な事だったらすみません!おそらく鍾離先生の二人称は(君)ではなく(お前)だと思われます(汗)でも個人の解釈で変更しているのならすみません…ずっとモヤモヤしてたので!お話はとても面白いです (2023年2月14日 21時) (レス) @page21 id: bd4e1a1598 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - ほのかさんありがとうございますっっ!とても励みになります!嬉しいっっ更新頑張りますね!♪ (2023年2月8日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - 苺さんごめんなさいっっっ外したつもりが、外れてなかっっっったっっっっっ外しましたっっっ何度もすいませんんんんんっ (2023年2月8日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 最高に面白いです!!!更新されるたび吹っ飛んだこっちきますね!応援してます! (2023年2月8日 18時) (レス) @page3 id: 5ab7e5fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺翠 | 作成日時:2023年2月7日 22時