◆彼女2 ページ2
「君って本当興味ない事は他人事になるよね」
『だって知らない人達だもん』
「出たよAの人見知り〜♪」
「俺を見た時も香菱の後にいたよな」
「私の時もそうだったよ!鍾離さんの後に居た♪」
「僕の時は…普通に話しかけても問題無かったよね?」
急にフォーカスが自分に当たってたじろいでしまう…
その後も追撃がどんどんやって来る
『な…何でだろ…紹介されるとなんか、照れちゃって』
えへっ♪
「可愛いから許す!!」
「右に同じく!」
「あたしも♪」
「僕も」
『や…やめてよ(照』ポポポポポポポポ
「スイートフラワー咲いてるよー」
どっと笑いが起こる
『ハハハじゃないっ!でも、そう言われて嬉しいのは仲良くしてくれる人達だけだもんっ』
「出たよAの人タラシ〜♪」
「本当頭良いのにそこ鈍感なのなんなの?」
『タラシって何?』
「そこなの⁈」
「あははは♪面白いねAってば」
皆んなといると凄く楽しい…からかわれてるって言うのは分かる。あっという間にこの楽しい空間は終わりを告げた
近い内にまた集まろうと約束し、各々戻って行く
別れ際に胡桃からお使いに頼まれ数カ所回ってきて欲しいと頼まれ、その目的地へと向かっていた
『えーと…新月軒の後は階段降りて』
キャッキャ♪─────
階段を降りると子供達の楽しそうな声と共に
日中の暖かい潮風がこの辺り一帯を漂わせていた
『…』
璃月に拾われてから半年が過ぎようとしている
あれから記憶も戻らない…身体の変化はあるのに
それが何なのかも分からず、ただ見ない様有耶無耶にしているだけだった…
側からみたら可笑しな人間なのに、周りの人達は普通に接してくれている
璃月の人は優しい…居心地がとても良い…
本当にこのまま此処で暮らしても良いのだろうかと
不意に思う事は多々あった。
毎朝の槍の稽古、読書をし独自のやり方で勉学に励み
璃月のお店の手伝い…胡桃の事付け…
私のやり方で恩返しを…と頑張ってきたつもりだ
でもどこか…不安だった…
『探さない…と…』
ずっと心にある言葉。普段頭に浮かぶ言葉では無かった…
詩ではない、使命感がある言葉…でもさっぱり分からない
探すにも何を調べたらいいか分からない
ひたすら本を読み漁っても分からなかった…
ただ、焦りだけが少しずつ募っていく…
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葉(プロフ) - nanoさんご指摘ありがとうございます!鍾離先生の二人称を意図的に変えています!後程空君も出て来ますし、夢主ちゃんをより一層特別に感じて欲しいからです!モヤモヤさせてしまって申し訳ありませんっ (2023年2月15日 7時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
nano(プロフ) - 余計な事だったらすみません!おそらく鍾離先生の二人称は(君)ではなく(お前)だと思われます(汗)でも個人の解釈で変更しているのならすみません…ずっとモヤモヤしてたので!お話はとても面白いです (2023年2月14日 21時) (レス) @page21 id: bd4e1a1598 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - ほのかさんありがとうございますっっ!とても励みになります!嬉しいっっ更新頑張りますね!♪ (2023年2月8日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - 苺さんごめんなさいっっっ外したつもりが、外れてなかっっっったっっっっっ外しましたっっっ何度もすいませんんんんんっ (2023年2月8日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 最高に面白いです!!!更新されるたび吹っ飛んだこっちきますね!応援してます! (2023年2月8日 18時) (レス) @page3 id: 5ab7e5fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺翠 | 作成日時:2023年2月7日 22時