◆鍛錬2 ページ31
『でもここ、こんなに痛いんだね、知らなかった』
「人の急所だからな。少しの衝撃でダメージが入り相手は動けなくなる。上手く入れば心肺が止まる技と言っていいだろう」
『え…怖っ』
「……すまぬ」
『大丈夫だよ(笑)魈はさ…ずっと戦って来たんだし、癖みたいなのが出ちゃっただけでしょ？経験も出来たし、お勉強も出来たよ？』
彼女は気付いてないのだろうな…
魈が一瞬でも本気を出してしまったと言う事を…
それを引き出したのは他でもない君自身の力なのだと言う事を…
『でも…全然魈に届かないや』しょん
「いや、この数ヶ月でこれまで動ける人物は他に居ない。ましてや、お前は女性なのだ…正直驚いている」
『でも、やっぱりどーしよって思っちゃって…上手く出来ないなぁ』
「武術はそう簡単に身に付けれる訳ではない…日々の鍛錬によるものだ。そう落ち込むな」
『こっちは上手く出来るようになったんだけどなぁ…』
そこらら辺にある大きめの石を岩元素で粉々に割って見せる
「…ふむ…お前は本来、武術や武器を扱うより法器の方が向いているのかもしれぬな」
『法器？』
「それこそ君が言っていた、力を制御出来る基盤と言えるだろう。法器を扱う者は元素力をより扱う事の出来る者が使う武具だ」
『あ、ちょっと待ってメモする』
「ではこちらで説明しよう」
そう言うと石で出来たテーブルと椅子に座った
魈も隣にと座る
「俺達は槍を使う。槍に元素を纏わせる者もいるがそれは人それぞれだ。俺こそ槍の扱いは得意とはしない」
『何を仰いますかっ』
「何を仰いますかっ」
可憐な槍捌きこそ見惚れるのに、何言ってるのこの人っ
絶対私より遥かに達人なのにっ
「槍の扱いはAや魈の方が向いている」
「ご謙遜をっっ」
『ご謙遜をっっ』
「話しを戻すぞ？法器は他の武器より扱いが難しい道具になっているんだ」
『難しいの？』
「他の武器より集中力が必要になる。故に隙が出やすい…遠距離で闘う戦法になり、接近型の敵だと非常に不利だが、より強力な術も使う事も出来る武具でもある」
『メリットあるけどデメリットの方が多そう…』
「そう聞こえるかもしれないが、その武器を扱えるように慣れば誰も手が出せなくなるだろうな」
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葉(プロフ) - nanoさんご指摘ありがとうございます！鍾離先生の二人称を意図的に変えています！後程空君も出て来ますし、夢主ちゃんをより一層特別に感じて欲しいからです！モヤモヤさせてしまって申し訳ありませんっ (2023年2月15日 7時) (
レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
nano(プロフ) - 余計な事だったらすみません！おそらく鍾離先生の二人称は（君）ではなく（お前）だと思われます（汗）でも個人の解釈で変更しているのならすみません…ずっとモヤモヤしてたので！お話はとても面白いです (2023年2月14日 21時) (レス) @page21 id: bd4e1a1598 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - ほのかさんありがとうございますっっ！とても励みになります！嬉しいっっ更新頑張りますね！♪ (2023年2月8日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - 苺さんごめんなさいっっっ外したつもりが、外れてなかっっっったっっっっっ外しましたっっっ何度もすいませんんんんんっ (2023年2月8日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 最高に面白いです！！！更新されるたび吹っ飛んだこっちきますね！応援してます！ (2023年2月8日 18時) (レス) @page3 id: 5ab7e5fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺翠 | 作成日時：2023年2月7日 22時
