◇修行8 ページ34
二人は街から少し離れた人気が居ない開けた場所へと移動した。
『のどか〜』
「この辺なら魔物も人も居ない、練習には充分だろう」
彼はそう言うと、どこから出したのかパッと槍を出し
彼女へと渡す
『おぉ…意外と重たい』
「これから教えるのは、槍術と言って基本的な動きを覚えて貰う。何事も基礎がなってなければ次へと進めない」
『怪我するからね、自分も周りも』
「そうだ。そしてその槍は常に持って重さに慣れておく事」
『分かった』
「持ち手は、利き手が前片方が後ろ。そして真ん中ではなくこの柄の部分だ。もう少し前の部分」
『うわっ…しんどっ。重さに慣れろってこーゆ事か』
先が重い分揺れる。標準が全く合わない
「あとは長さだな、武器の届く範囲と周りの物の位置を把握して扱わないといけない。判断力もいる」
これは結構時間掛かるぞおっ
魈の様に振り回せたら敵も近寄れないだろうなって軽く思ってた。
魈は武人だから達者で当然…
当然天と地だった。比べるのが失礼だ…
「この武器は訓練用の武器だ。実際に軽い長柄武器もあるが殺傷能力が低くなる。ある程度重量がないと槍の意味がなくなる」
『成る程…』
「あとは実際にやりながら教える。武器については後で教えるとしよう」
『はーい』
──────────────…
右…左……回わして、首元
一歩…二歩…踏み込んで突き
「もう少し脇をしめろ。突き出す時に体重を乗乗せながら前に…そこで回す」
ガッ…カァン……カラカラ─────
『っ………あっ』
背後の竹に引っ掛かり、槍が舞った
『ひぇ…忙しい…いてて…前に気を取られて後見れなかった』
握っていた両手には既に豆がいくつか出来ていた
扱い慣れていないその武器に悪戦苦闘する
「ま、最初はこんなものだろう」
『う〜痛い』
「力の入れ方を理解すれば豆は出来なくなるさ」
そう言って薬を塗ってくれた
簡単な処置をした後、槍を拾いに行く
「君は物覚えも早い、このまま行くと直ぐ身に着くだろう」
『本当〜〜？』
「あぁ…俺が見れない時は魈に頼んである」
『……魈かぁ…』
「何だ？不満なのか？」
『いや、嬉しい半面スパルタだろうなって思って』
「ハハっ、その分早く身に付くぞ？」
『…うー…頑張るぅ…』
項垂れる彼女の頭を、撫でてやると
ニコっと笑った…
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葉(プロフ) - わわわわわっ申し訳ありませんんっありがとうございますっっ！気が付きませんでしたっっ！外しましたっっっ！ご報告ありがとうございます！ (2023年2月8日 17時) (
レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ！外したほうが良いと思います｡ (2023年2月8日 11時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - あぁあありがとうございますっっ色々書きたい話し沢山あるので頑張って更新出来たらなぁと思います！とても励みになりますご感想ありがとうございました！ (2023年2月7日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - 更新頑張ってください！！！！ (2023年2月7日 16時) (レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - いいですね、この関係性というか話の進み方構成というか、、好きです…… (2023年2月7日 16時) (レス) @page32 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺翠 | 作成日時：2023年2月1日 10時
