◇修行6 ページ32
『んー、ならせめて回復とか出来ないかなぁ…
本来であれば、神の目を持ってる人は1人ひとつの元素だけって決まってるんでしょ？…複数は扱えない危ない力だから…』
「うむ」
『でも私は、神の目持ってなくて元素力扱えないけど
私のその“言霊”の力を使えるようになれば
ある意味、各元素の力扱えるなーって思って…
状況に応じてサポート出来る範囲が広がれば、何とか二人を支える事が出来るのになって思って…』
「！…ほぅ…成る程…出来なくもないが、君次第だろうな」
少し話しただけでここまで考えられるとは…驚いた
発想も申し分ない
『だとしたら、どう言う構成とか判断力とかも必要になってくるね……戦術の本読むか…』
「待て、一度に詰め込むとかえって身に付かなくなるぞ？
今日はここまでにしよう」
この数時間手を止める間もなく学んでいたんだ
『んーでもこの後手持ちぶたさだしなぁ』
「では、講師料として先程歌っていた曲について教えてくれ」
『えっ歌？私歌ってた？』
「無意識だったのか？鼻歌を歌っていたぞ？」
カッと赤くなる。余程恥ずかしかったのだろう
暫く考える素振りを見せ、パッと此方を向き
『えっと……じゃあ…ワンフレーズだけ…』
歌った方が早いと判断したのだろう
小さく息を吸うと旋律が聞こえてきた
〜〜♪〜ー♫〜〜
「⁈」
『護るべき者が あれば それだけで
こんなにも 強くなれるんだ』
彼女の歌意外にも音楽が聴こえた気がした
奏でる旋律が胸から響いて来るように感じた
何なのだこれはっ…これが【言霊】…
『……』
「…」
ねぇ、鍾離先生固まってるよ？
え、ダメな感じ？他に人居ないから良いやって思ったんだけど…
何で止まってるの？
『あの……鍾離さん？…えっ本当に？また？』
魈の時みたいな？
『えっ…えっ鍾離さんは困るよっ運べないっっ』ガタッ
慌てて彼の元へと近寄って彼の頬をペタペタと触る
『しょ…鍾離さんっねぇっ』
「…ﾊｯ…大丈夫だ『わっ⁈』
急に彼が動いて頬を触る手に
更に自身の手を重ねた
『よ…よよよかったっっなんだよぉびっくりするじゃんっ』
「すまん。ただ感動していただけだ」
『ワンフレーズ歌っただけで？それじゃ私歌わない方が…』
魈の時でさえあんな影響があったのに？鍾離さんが眠ったら本当に運べなくなる。彼大きいから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 194人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葉(プロフ) - わわわわわっ申し訳ありませんんっありがとうございますっっ！気が付きませんでしたっっ！外しましたっっっ！ご報告ありがとうございます！ (2023年2月8日 17時) (
レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ！外したほうが良いと思います｡ (2023年2月8日 11時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - あぁあありがとうございますっっ色々書きたい話し沢山あるので頑張って更新出来たらなぁと思います！とても励みになりますご感想ありがとうございました！ (2023年2月7日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - 更新頑張ってください！！！！ (2023年2月7日 16時) (レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - いいですね、この関係性というか話の進み方構成というか、、好きです…… (2023年2月7日 16時) (レス) @page32 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紺翠 | 作成日時：2023年2月1日 10時
