◆琥牢山2 ページ24
─────壁立千仞!
彼はそう唱えると元素が集まり岩柱が現れた
すると、一帯にある石珀はパカリと割れる
『ぉおー!凄い綺麗に採れた♪』
「石珀に限らずお前の言う通り、石は何度も打ち付けると傷が入ってしまい、その価値が下がってしまう。上質な物こそ最低限の力で採掘するに越した事はない。岩元素の特権だな」
『いいなぁ…かっこいいなぁ…』
「ふふっ」
「我はお前の方が凄いと思うがな…」ボソっ
『え?なぁに?』
「…いや」
『これ登ってもいい?』
「ん?いいぞ?」
ソワソワしていたのはただ登りたかっただけか…
フッと笑みが溢れる
『やったー♪』
採掘をさっとやめて立てられた岩柱に早速さと登った
『おぉ〜♪眺め良い〜』
キョロキョロと辺りを見渡す彼女
高い所は平気なようだ
「そろそろ降り『へ?』パッ
突然の浮遊感
『ひゃあ⁈』
ボフっ───────
咄嗟に彼女を抱える
「すまんっ。元素力が散るとこの柱も消えるんだ。言うのが遅かった」
『……こわぁ』べしょ
脈打つ動悸に涙目になる
「…すまんっ」
「好奇心で行動するのは良いが、後先考えずにやるとそうなる。お前には警戒心が足らぬ」
『辛辣ぅ…』涙目
「さ、もう少し採ったら直ぐ戻るぞ」
「はっ」
『いやっ先に降ろしてっ』
──────────────……
『結構採れたね?』
「これだけあればもう十分だろ。今回どれもなかなか良い物だ」
『重くない?私も持てるよ?』
ゴロッと原石ごと幾つか採取はしたが、それでも石だ。
重いものは重い。持ってきた籠に入れたが一つがそれなりの重量だ
何も出来ない代わりにお手伝いがしたかった
「気にする必要はない。お前は胡堂主の手伝いが出来たらそれで良い、側に居てくれるだけで俺は楽しめるからな」
『うーん…そーゆうものかなぁ』
(じゃあ、帰ったらお仕事ないか聞いてみよー)
他愛のない話しをしつつ、登山と同じく休憩を挟みながら
下山して行った
『もうちょっとしたら来た道に戻るね?降りるとあっという間だった。魈は大丈夫だった?』
「っ…我の心配は無用だ。自分を心配をしろ」
彼の隣へと移動し、彼の表情を除く
すると、一瞬驚いた顔したが直ぐいつもの彼に戻る
『お使いの時にまた魈来てくれる?』
「無論だ…直ぐに呼べ」
『んへへ♪やった』
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葉(プロフ) - わわわわわっ申し訳ありませんんっありがとうございますっっ!気が付きませんでしたっっ!外しましたっっっ!ご報告ありがとうございます! (2023年2月8日 17時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ!外したほうが良いと思います。 (2023年2月8日 11時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - あぁあありがとうございますっっ色々書きたい話し沢山あるので頑張って更新出来たらなぁと思います!とても励みになりますご感想ありがとうございました! (2023年2月7日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - 更新頑張ってください!!!! (2023年2月7日 16時) (レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - いいですね、この関係性というか話の進み方構成というか、、好きです…… (2023年2月7日 16時) (レス) @page32 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺翠 | 作成日時:2023年2月1日 10時