◆軽策荘 ページ13
『えへへ♪それなら良かった。たまに頭に浮かぶ言葉が分かんなくて、歌にしてみたの』
嬉しそうに綻ばせる顔が幸せそうだ。
と、言うか気づいていない?
己の力…に?良く分かっていないのがまた不思議だ。
『鍾離さんには内緒だよ?説明がめんd』
「ほぅ…この俺に隠し事か?それは良い度胸だな」
『ひぃっっ⁈』
背後に立つなっっっノックをしろってっっっ
「堂主から聞いたぞ!全く…慌てたではないか。
それに、俺にはちゃんと言えと言っただろ」
『いや、だって時間はまだ早かったしぃ……魈ぉ』
さっと彼の背後に回り助力を求めたが…
「隠れるな…お前が悪い…素直に謝罪するんだ」
意味をなさなかった。分かってたけどぉっ
『むむむっ……ごめんなさい』
「まぁ、良い。それにしても魈、顔色がいいな?良く眠れたのか?」
「あ、いや、我は別にっ」
『顔色が良い事は良い事じゃない?説明ちゃんとするからそろそろ行こう』
「そうだな。では護衛を頼むぞ」
「はっ」
こうして私達は目的地として璃月の最北部
【軽策荘】へと足を運んだ。
『私もその元素力って言うやつ使ってみたい』
「君は元素視覚を使えているみたいだが、本来元素力を扱えるのは「神の目」を授かった者にしか扱えないんだ」
『神の目?』
「これだ」
そう言って魈は腕に着けてる装飾品を見せてくれた
『うわぁ綺麗!どこで貰うの?何か資格とか居るの?』
「これは欲して貰える物ではない。神の資格がある者が神から授けて貰ってるんだ」
『どこで?』
「決まった場所はないな。ある日突然目の前に現れる」
『( ・᷅ὢ・᷄ )』
「ハハッそんな顔してもダメだ(笑」
『えー、じゃあ私戦えないのかぁ』
「音がつくならガックシとかか?」
「…はぁ…?(帝君…何やら楽しそうだ」
『記憶も戻らない。力もつけれない。二人を守れないじゃないかぁ。本当無能ぉ』
「ハハハハッそんな事で悩んでいたのか?君はそこまでして何故力を望むんだ」
『昨日も言ったけど、失いたくないからだよ』
彼らの先を行く彼女を目で追いながら橋を渡る。
『魔物あちこち居るのに、ただ見てるだけなんて…悔しい』
キュッと握る小さな拳が本当に悔しそうで、
だが同時に自分達の事を想ってくれているのだと
そう思うと心が温まる感覚におちる。
このような感情は久方ぶりだ…
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葉(プロフ) - わわわわわっ申し訳ありませんんっありがとうございますっっ!気が付きませんでしたっっ!外しましたっっっ!ご報告ありがとうございます! (2023年2月8日 17時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ!外したほうが良いと思います。 (2023年2月8日 11時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - あぁあありがとうございますっっ色々書きたい話し沢山あるので頑張って更新出来たらなぁと思います!とても励みになりますご感想ありがとうございました! (2023年2月7日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - 更新頑張ってください!!!! (2023年2月7日 16時) (レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - いいですね、この関係性というか話の進み方構成というか、、好きです…… (2023年2月7日 16時) (レス) @page32 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺翠 | 作成日時:2023年2月1日 10時