ずっと傍でキミを…《吹雪士郎》【完】 (ページ15)

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幸せ(吹雪side) ページ15

＊In病室＊

僕の唇とAの唇が離れた瞬間

士郎)｢!!?｣

僅かにAのまつ毛が揺れた。

あ)｢!?｣

眩しそうに目を細めているAの姿を見た瞬間

ポタッ

僕の頬に涙が伝った。それがAの頬に落ちる。

士郎)｢A!!｣

あ)｢士郎!?｣

不思議そうに僕を見るAに

あ)｢わたs｣

士郎)｢本当によかった!!!｣

僕は抱きついた。

あ)｢し、士郎!?(////｣

………───僕はただキミに名前を呼んでもらえるのが嬉しくて

士郎)｢本当に……本当に｣

涙を流しながら僕はAを抱きしめる腕に力を込める。

……──夢じゃないのを確かめるように。

あ)｢士郎、どうしたの??(///｣

士郎)｢僕ね、キミがいないと駄目なんだ｣

そういって僕は力を込める。

あ)｢どういうこと?(//｣

士郎)｢キミが傍にいてくれないと｣

あ)｢へっ?(//｣

………───キミは僕のことを何とも思っていないだろうけど

あ)｢!!?(////｣

士郎)｢……ずっと……ずっと言いたかった……でも、言ったらAが遠くに行って………しまいそうで……｣

…………────僕はキミが傍にいないなんて考えられない。

士郎)｢僕を一人置いて行ってしまいそいで……言えなかった。｣

………────失いかけて初めてわかった。

士郎)｢例え、キミの隣にいるのが僕じゃなくても僕は十分幸せだと思ってたんだ。でも…｣

…………────僕の中でキミの存在は

士郎)｢Aを事故で失いかけて自分の気持ちに気付いたんだ。僕は……｣

………────大きすぎた。

士郎)｢……僕はキミが……Aが好きなんだって！｣

……───だから言わないで後悔するより

士郎)｢キミの傍にずっといたいんだって!｣

………───言って後悔したい。

士郎)｢僕じゃ、駄目かな??｣

微かな望みを込めていうと

あ)｢私も……｣

Aは涙を流しだした。

あ)｢士郎のことがずっと前から好きだっt｣

……───もう十分だ。

あ)｢～～～～(////｣

その瞬間僕はAにくちづけした。

士郎)｢嬉しい!!(ﾆｺｯ｣

……────僕はこの瞬間が

………─今までで一番幸せかもしれない。