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佐久間とのデートを終えたAは、普通の女ならば "今日は楽しかった。ありがとう" と相手に送るであろうメッセージを 既に別の男へ送っていた
"明王、明日空いてる？"
"俺様に会いたくなったのか"
"うん"
"じゃあ明日、いつものゲーセンで "
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次の日、
ｷーﾝｺーﾝｶーﾝｺーﾝ と 放課後を知らせるﾁｬｲﾑが聞こえると、Aは不動に会うため教室を出た
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「おいA」
自分の名前を呼ばれ、Aは声のする方へ顔を向ける
「明王、会いたかった」
不動へ駆け寄ったAは 不動の制服の袖を控えめに掴みそういった
Aの言葉にﾆﾔﾘと口角を上げ"俺もだよ、お姫様"と答える
そのまま二人は人混みへと歩き出した
「明王はどこに行きたい？」
Aが問いかけると不動は "あー" と言いながらAの肩に腕を回し
「ﾊﾞｯﾃｨﾝｸﾞｾﾝﾀー行こうぜ」 と切り出した
「最近ｻｯｶーやってねーから身体が鈍ってよぉ〜。ﾊﾞﾄﾞﾐﾝﾄﾝでもやろーぜ」
「いいけど、手加減してよね？」
そう言うAに不動はヘラヘラと「はいはい、お姫様」と笑った
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ﾊﾟｼｯ と 二人の間でｼｬﾄﾙが行き来する
「そんでぇ、今のところ何人よ？」
ﾗﾘーを続けながら 突然不動が切り出した
何人？とはもちろんAの彼氏の人数のことで、
不動は唯一Aが何人もの男と交際していることを知っている男なのだ
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紗織 - LiLiさんの書く作品が大好きです。続きがすごく気になります。 (2017年8月24日 15時) (
レス) id: 68ce76d5e6 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続きが気になります！！頑張ってください (2016年12月31日 21時) (レス) id: f7275ebe05 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - まだ少ししかお話しが無かったですが、とても面白かったです！更新頑張ってください!! (2016年12月31日 7時) (レス) id: 16e2777840 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LiLi | 作成日時：2016年12月30日 16時
