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「おはよー」
「おはよう、美羽」
あれから数日、士郎とは特に目立った事もなく、他の恋人たちともあまり関わらず時間が過ぎた
朝の教室までの道のりで美羽に出会い挨拶を交わす
今日は久しぶりに誰かに会おうかななんて考えていたAの視界に、突然見覚えのある人物が写った
「あ、あれ吹雪くんじゃない？」
「え…」
美羽も気づいたらしく、その人物の方向を指差す
しかしよく見てみるとそれは士郎ではなく、弟のアツヤの方だった
すると教室へと入って行くアツヤもこちらに気づき、一瞬Aを睨むとそのまま足を進めた
「あれー、お兄さんの方じゃないんだあ。あれアツヤ君だね」
「え、何。どういうこと？アイツうちの学校なの？しかも同じ学年なの？」
多少パニックになるA
何となく会いたくない人物と思いもよらず再会したあげく、
アツヤが向かった方向はよりにもよってAのクラスだった
「A知らないの？アツヤ君てお兄さんと違って全然学校来なくて有名じゃん。いつも先生が出席取るとき吹雪弟はまたいないのかーって言ってたよ」
「し、知らない…そんなの」
「あー、Aその時いつも寝てるしね。それにしても教室の中に座ってない席くらいは気にしない？」
「いや……でも、だってまさかアツヤだなんて…だってアイツ弟なんじゃないの？」
「あんたねぇ、この世には早生まれってのがいてね。弟だけど学年が繰り上がってんのよ」
Aの言葉にだんだんとあきれる美羽
そんな事も気にも留めずに、Aは続けた
「最悪……っ」
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紗織 - LiLiさんの書く作品が大好きです。続きがすごく気になります。 (2017年8月24日 15時) (
レス) id: 68ce76d5e6 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続きが気になります！！頑張ってください (2016年12月31日 21時) (レス) id: f7275ebe05 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - まだ少ししかお話しが無かったですが、とても面白かったです！更新頑張ってください!! (2016年12月31日 7時) (レス) id: 16e2777840 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LiLi | 作成日時：2016年12月30日 16時
