13 ページ13
.
「ただいま」
「お帰り兄さん、少し遅かったな」
語尾に音符が付きそうな程に気分を良さげに士郎が扉を開けると出迎えたのは弟のアツヤ
兄が嬉しそうに帰ってきた事を珍しそうに見ている
「随分気分が良さそうだけど、何かあったのか？」
「いや…別に何もないよ。そんな事より今日のご飯はどうする？」
士郎でも自覚する程のﾌﾞﾗｺﾝであるアツヤに彼女が出来たなどと話せば何をしでかすか分からない
そう思い適当に話を変える士郎
「あー、俺買い物行ってないし、オムライスぐらいしか作れねーや」
「そう。それならいいよ。僕が作るからアツヤは休んでて」
「…味噌汁ぐらいなら俺も手伝ってやる」
早く作るぞ、と士郎より先にキッチンへと向かって行くアツヤ
そんな弟を微笑ましく思う
「ありがとう。でもオムライスに味噌汁？」
「う、うるせーよ！俺は基本飯には味噌汁ついてないと嫌だって言ってんだろ」
「はいはい」
いつものようにやり取りをする士郎
ただ、アツヤの方はこの前の時のよう、兄に疑いの目を向けていた
「…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 76人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗織 - LiLiさんの書く作品が大好きです。続きがすごく気になります。 (2017年8月24日 15時) (
レス) id: 68ce76d5e6 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続きが気になります！！頑張ってください (2016年12月31日 21時) (レス) id: f7275ebe05 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - まだ少ししかお話しが無かったですが、とても面白かったです！更新頑張ってください!! (2016年12月31日 7時) (レス) id: 16e2777840 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：LiLi | 作成日時：2016年12月30日 16時
