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「今日は俺のｽﾊﾟｲｸ選び付き合ってくれるか？」
カフェを出て駅ビルに向かうと 次郎がそう切り出した
「うん!いいよ」
もちろん快く応える
次郎はデートの内容などはあらかじめ決めといてくれるのでやりやすい
そこは彼にしかない いい部分
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「あ、これなんてどう？次郎っぽいと思うんだけど」
「あぁ、いいね。でもこれだとフィールドでは少し栄えないかも」
「あー、そうだね。次郎にはいつでも一番輝いていて欲しいから、これは？」
私が指差したのはかなり派手な蛍光色の黄色にﾜﾝﾎﾟｲﾝﾄのマークが入っているスパイク
少し派手すぎたかな‥と思っていると
「いいじゃんいいじゃん。これでAはすぐ俺を見つけられるな」
ﾆｺｯといたずら小僧のような顔をする次郎
これでよかったみたい 、 よかった
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「今日はありがとうな、A。おかげで明日からの部活もまた頑張れるよ」
見せびらかすように私が選んだｽﾊﾟｲｸが入った袋をぷらぷらと揺らす次郎
あの後ｼｮｯ ﾌﾟを出た私たちはお互いの帰路を進んでいた
繋いだ次郎の手を離すのが名残惜しい
「うん‥こちらこそ。明日からも頑張ってね、次郎」
「おう、じゃあまた連絡するよ」
そう言って ﾁｭ 、と小さい音を立てて私にキスを落とす次郎
そのまま少し顔を赤くして振り向き歩き始めた
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紗織 - LiLiさんの書く作品が大好きです。続きがすごく気になります。 (2017年8月24日 15時) (
レス) id: 68ce76d5e6 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続きが気になります！！頑張ってください (2016年12月31日 21時) (レス) id: f7275ebe05 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - まだ少ししかお話しが無かったですが、とても面白かったです！更新頑張ってください!! (2016年12月31日 7時) (レス) id: 16e2777840 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LiLi | 作成日時：2016年12月30日 16時
