吹雪台は荒れていく。【オリジナル】

31話 ページ36

ユイカside

のろ「やっぱり、こんなのに負けないって決めたのに…何で…」

生き帰った代わりの、シホリ先輩への憎みが強くなっているようだ。

カリン「でもﾀﾋ(_)ぬよりはマシじゃないか？」

確かに。一理ある。

のろ「ってオイ！おめぇら何処に落書きしとんだ！」

イオリ「へ？聖なるダストボックスに。」

ゴミ箱に落書きする人、初めて見た…

「・3・」と書かれている。顔文字かよ。

アミ「落書きは正義(ドヤァ)」

嘘を広めるんじゃねぇ。アミ、イオリ。

イオリ「あぁ、良かった。憎みを忘れてくれたみたいで」

のろ「あぁ、忘れたよ…ってオイ！」

今度はアーアーコンビ(アツシ、アキヒト)がゴミ箱に落書きしている。

のろ「今度の落書きはおめぇらか！」

アキヒト「落書きではない。心の目で見るんじゃ(笑)」

何コント広げているんだ此奴ら…

すると、バタン！と大きい音を立て、テンジが入ってきた。

テンジ「速報！バトルだ」

戦い嫌いのテンジが「バトルだ」というなんて…明日は槍が降るんじゃねぇか？

テンジ「カズヒトが…爺様が…

『2人の命が欲しくば力づくで奪え』と。」

私がその事実を聞いたとき、驚いた。

それと同時に、最後のバトルのような気もした。

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