【合作】"そうぞう力"と"友情"の物語。 (ページ8)

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6話目。 by闇鍋ソースページ8

魔王を倒すべく、フィルテとリルシェは森の小道を歩いていた

「にしても、長い小道だね。」

リルシェはハァっとため息をつきながら言った

「でもあとすこしで町に出る。そこで少し武器や防具を買っていこう！あと食料を調達にも。」

「わかった！」

その時である
不意にロックテイストな音楽が流れだし、なんだなんだと二人が見渡すとジャーンと言う音と共にジャックと正体不明の何者かが二人現れた

「やってまいりました第一回魔王タァァァイム！さてさて司会を勤めますは勇者あるところに俺ちゃん参上！皆大好き魔王様でーす！はい拍手ー！」

配下なのだろう二人は表情は見えなくても拍手した

「魔王っ…！」

フィルテは持っていた剣を強く握りしめジャックに向けた

「あーあーそんな怖い顔しなさんなって！まずは自己紹介からだろ？俺ちゃんはジャック・フェイス！超ハンサムで頭も切れるスーパーイケテる魔王様だよー！どーぞよろしく！」

「何がよろしくだ！ハアッ！」

フィルテは青筋をたてながらジャックにきりかかった
しかしその斬撃は配下の一人に軽くはじかれてしまった
まるでハエを追っ払うかのように

「くっ！」

「フィルテ！よくも…！」

リルシェがすかさずフィルテにかけよった

「あ、さっきぶりだねMy cherry？似合ってるよ！かーわいい！」

「あんたに誉められても嬉しくないよ！」

「まぁまぁおちつけって！お楽しみはこれからなんだからぁ！さてさてぇ？魔王タイムでは勇者たちを強くするべく様々なイベントを用意しておりまーす！気になるでしょ気になるでしょお？てなわけで！そろそろ本題にはいっちゃおーかー！ご覧あれ！我らが魔王軍のゴブリンでーす。勇者ならこの程度、楽勝だよねー！」

魔王が出したのはゴブリンの軍勢総勢50程
二人は思わずたじろいた

「ま、チュートリアルってことでー！普通のと違うのは死んだら復活できまっせーんてだけ！そんじゃ、がんばってねぇーん！ギャハハハ！」

「ま、待て！クソ！」

フィルテの静止もきかず魔王は紫の炎と共に消え去った