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41話目。by闇鍋ソース ページ43

(騒ぐなと言ったのに…)

廊下では案の定幼馴染みコンビが喧嘩を始めた
これだから相部屋反対だったんだとギャリーは盛大に溜め息をついた
この騒ぎのせいでジョーカーも目が覚めてしまい、ガクガク震えてしまう始末
いい加減フィルテもろとも追い出してやろうかと思ったがふと騒ぎがやんだ
少し顔を出せばあの大魔法使いが起きていた
名前はクレア・ダンヴァーズ
クレアはギャリーに気がつくとスタスタと近寄った

「少し、話あるんだけどいい?」

「…今じゃなきゃダメか?」

「うん。皆さんはお部屋で痴話喧嘩の続きをどーぞ!」

「え、ちょ…」

「あ、そうだった!フィルテどういうつもりなのよ!」

「ちょっと!私のフィルテに乱暴な!」

「貴方のじゃないわよ!」

また争いだした三人とそれをなだめようとするピノを尻目に二人は部屋には入った

「?彼は…」

「あぁ…ジョーカー、彼女もまた私の恩人の一人、怯えなくていいぞ。」

「ほ、本当?」

「ああ。」

震えていたジョーカーはギャリーの言葉に安堵したのか震えが止まった

「で?話とは?」

ギャリーはさっきとは心機一転して、話を聞く姿勢を作った

「まず、貴方が助けることを提案したそうね…で、お、お姫様だっこで…運んでくれたと…か、感謝するわ。」

クレアは少し照れていたが、ギャリーはこの方恋愛だの何だのというのには無縁だったため何故照れているのかわからず首をかしげるばかりだった

「あれが一番効率のよい運びかただと思っただけだ。助けたのも助けられた仮を返したまで、気にするな。」

「そ、そう!あ、そうだ。ここから本題なのだけど…」

「何だ?」

「…私は魔王に呪いをかけられた身…この呪いは弱体化すら私でも出来ない。高位中の高位の魔法でも出来ないの。それを何故、弱体化出来たの?この魔法は、魔王でしか解けない筈なの…」

すると少しギャリーの眉間が少しよった
それもそうである
彼の連れは…
しかし、少し考えた後、彼はクレアを信用し、ジョーカーに言った

「ジョーカー、彼女にならフードをとってもいいだろう。」

「え、で、でも…」

「私を信じろ。彼女は信頼できる。」

「…わかったよ…ギャリーが言うなら…」

ジョーカーは恐る恐るフードをとった
そこにあったのは黒髪金眼意外魔王と瓜二つの青年の姿
クレアは目を見開いた
…が、決して敵意憎悪を向けることはなかった

「これは…?」

「ジョーカーは…どういうわけか魔王同等の力を有している。」

「!?」

クレアはまた目を見開いた

42話目。by闇鍋ソース→←40話目。by千登勢



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吹雪ほのか@受験生(プロフ) - 更新しました!お話の更新は続編でお願いします! (2019年7月15日 21時) (レス) id: 694f5d10ee (このIDを非表示/違反報告)
吹雪ほのか@受験生(プロフ) - 更新しまーす! (2019年7月15日 20時) (レス) id: 694f5d10ee (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新しました。 (2019年7月15日 9時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新します。 (2019年7月15日 8時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 更新しました (2019年7月14日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:吹雪ほのか@ピノさま | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月5日 20時

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