30話目。by闇鍋ソース ページ32
「フンッ。」
「ぎょえあぁぁぁぁぁ!」
「うわぁ…」
勇者たちは作られていく魔物の屍の道にただただ唖然としていた
「す、すごい…」
「あんなの私できないよ…」
剣を扱う身としてフィルテとリルシェは茫然としてしまった
「何をちんたら歩いてる!さっさと来い!日がくれてしまうだろうが!」
「は!」
「はい!」
「あ、皆さん待ってくださいよ!」
「…」
ギャリーの怒声で皆後を追った
「うぅ…ギャリーさん怖いよ…特に目が。」
「コラリィ!しつれいだろ!?」
フィルテとリルシェはこそこそそんなことを話していた
「そういえばジョーカーさんは何ができるんですか?」
ふとアイリスがジョーカーに聞いた
「え、えっと、僕は、魔物使い…です。ある程度の魔物なら使役できます…まぁそこまで強いものじゃないんですけど…」
「いやいや凄いですよ!?魔物使役出来るなんて!」
「そうだぞジョーカー。再三言ってるがもっと自信をもて。…そうだな…」
ギャリーが何か考え出したその時
「ムニュー!」
「あ!スライムってでか!?」
リルシェが驚く
「フム、スライムクイーンか。丁度いい。ジョーカー!出来るか?」
「う、うん!エイっ!」
ジョーカーが手を翳すと盛っていたスライムは徐々に大人しくなり、ジョーカーに頭を下げた
「よしよし…もう無害ですよ。僕の管轄です。スライムなので形状変化で大きさも変えられます。」
「す、すごいですね…!これなら魔物たちを殺さなくても…」
「バカをいえ。そんなことしたらジョーカーの魔力が尽きてしまうだろうが。魔物使いとは己の魔力を相手に献上し手懐ける言わば契約。大勢使役することになれば魔力切れで動けなくなる。」
「そうなんですか…」
ギャリーの言葉にアイリスは少し申し訳なさそうに言った
ジョーカーはスライムクイーンに乗るとそれで移動を始めた
そんな中道中に看板がたっていた
「何だろう…?」
ーアベルモスコ王国のダンジョンにある秘薬を献上したものには褒美を使わす。ー
そうかかれた看板に皆は顔を見合わせた
「何かあったみたいだねこの国で。」
「いこう。」
「なら尚更早くいくぞ。日がくれれば宿が取れず野宿になる。それは女性陣は嫌なんじゃないか?」
「え。」
「お気遣い…してくださったのですか?」
「っ!か、勘違いするな!パーティの指揮が下がれば私の足手まといになると思っただけだ!いくぞ!」
「あ、待って!」
少し顔を染めながらズカズカ進むギャリーに四人は後を追った
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吹雪ほのか@受験生(プロフ) - 更新しました!お話の更新は続編でお願いします! (2019年7月15日 21時) (レス) id: 694f5d10ee (このIDを非表示/違反報告)
吹雪ほのか@受験生(プロフ) - 更新しまーす! (2019年7月15日 20時) (レス) id: 694f5d10ee (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新しました。 (2019年7月15日 9時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新します。 (2019年7月15日 8時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 更新しました (2019年7月14日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:吹雪ほのか@ピノさま | 作者ホームページ:なし
作成日時:2019年7月5日 20時